皆さんこんにちは!ゆとり薬局です。
今回の日本株分析はエーザイです。
国内製薬メーカーのトップグループの一つとも言えますね。
今回もバフェット基準に基づき、売上高、当期利益、ROE、ROA、EPS、財務健全性、割安性などで評価していきたいと思います。

Contents
エーザイのビジネスモデル
エーザイグループは主に医薬品等の研究開発・製造・販売を行う。【事業内容】2つのセグメントで構成される。医薬品事業は、医療用医薬品、ジェネリック医薬品、一般用医薬品等の研究開発・製造・販売を行う。同セグメントは、日本、アメリカス(北米)、中国、EMEA(欧州、中東、アフリカ、オセアニア)、アジア・ラテンアメリカ(韓国、台湾、香港、インド、アセアン、中南米等) の5つの地域で展開する。その他事業には、ライセンス収入及び医薬品原料などに係る事業が含まれる。神経領域とがん領域を重点領域と位置づけ、抗がん剤「レンビマ」と「ハラヴェン」などのブランドを提供する。楽天証券より引用
エーザイは医療用医薬品、ジェネリック医薬品、一般用医薬品など幅広く提供する企業です。
チョコラBBやヒューマンヘルスケアのCMは有名ですよね。
重点領域の医薬品であるがん治療薬のレンビマは予想を遥かに凌ぐ勢いで成長しています。
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レンビマがエーザイのV字回復を支える
引用:企業マーケティング資料より
自社製品であるレンビマはかなりの勢いで成長しています。
これまでエーザイはアリセプトの特許切れにより売り上げを大きく落としていました。
今後はレンビマの成長次第でエーザイの明暗は分かれるといっていいでしょう。
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国内ではなく世界でどれだけ売上拡大できるかが今後の鍵
大きく注目が集まるレンビマですが、これからは日本のみならずどれだけ海外で売り上げが取れるかが鍵になってきます。
これは製薬メーカー全般に言えることですが、我が国の国民皆保険制度は残念ながら高齢化の状況もあり、見通しはあまり良くありません。
国の医療費削減で真っ先にメスを入れられたのは、薬価でした。
すなわち、製薬企業に大きな打撃が与えられてしまったのです。
ですので、日本市場において医薬品市場の拡大はかなり期待薄です。
なので日本のメーカーであっても積極的に海外で医薬品を売れる会社が、今後生き残る製薬企業であるでしょう。
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事業規模
- 時価総額:23,559億円
- 従業員数:連結10,712人
- 設立:1941年
エーザイの業績チェック
ここからはエーザイの業績をみていきたいと思います。
これまで同様、5段階評価(1〜5)の通信簿形式です。
指標としては、売上高、当期利益、ROE、ROA、EPS、財務健全性、割安性から考察していきたいと思います。
各指標の右側の数字が評価値となっています。
売上高【3】
アリセプトの特許切れから右肩下がりだった売り上げが、レンビマ登場により右肩上がりに拡大しています。
V字の経過を辿っていますね。
当期利益【3】
当期利益はデコボコして見づらいですが、先ほどと同じくV字を辿っています。
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ROE【2】
【ROEの推移(%)】
- 2015 7.82
- 2016 9.37
- 2017 6.80
- 2018 8.80
- 2019 10.38
ROEは医薬品産業でありながらあまり高くありません。
5年平均ROEは8.6%と微妙です。
ROA【2】
【ROAの推移(%)】
- 2015 4.53
- 2016 5.42
- 2017 3.93
- 2018 4.99
- 2019 5.98
ROAも当然ながら高くないですね。
EPS【4】
【EPSの推移】
- 2015 151.37
- 2016 191.76
- 2017 137.41
- 2018 180.97
- 2019 221.12
EPSは堅実に推移しています。
さらに直近1年のEPSは300円台となっており、力強いです。
財務健全性【4】
- 自己資本比率 60.4%
- 有利子負債 115,422百万
- 利益剰余金 440,197百万
- フリーキャッシュフロー 958億円
自己資本比率は60.4%とそれなりに高いです。
また負債も少なく、フリーキャッシュフローも大きいですので財務力は健全ですね。
割安性〜現状の株価とPER〜【2】
続いては株価を見てみましょう。
- 株価:7646円(20/03/11現在)
- PER(連):34.5倍
PERは同業種と比べても割高です。
レンビマの売り上げ拡大に期待が集中しています。
これまでのチャート
過去10年のチャート
過去10年では右肩上がりに推移し、3倍弱になっています。
過去5年のチャート
しかしながらここ5年のグラフは完全に横ばい状態です。
最高値を付けた2018年の11890円です。
株主への還元は?
続いて株主への還元をみてみましょう。
配当利回り&配当性向
エーザイの配当利回りは1.96%です。
直近1年間の配当性向は47.4%です。
総評【3.0】〜レンビマに期待は膨らむが、期待値も高いので様子見〜
エーザイへの長期投資への評価をまとめてみました。
- 売上高:3
- 当期利益:3
- ROE:2
- ROA:2
- EPS:4
- 財務健全性:4
- 割安性:2
総評【3.0】
抗がん剤や神経領域のホットな領域に強みを持っている会社であり、世界での売り上げも伸びてきている。
特に抗悪性腫瘍剤のレンビマは好調でかなりの期待が集まるが、現状の株価もそれなりに割高のため旨味は少ないか。
良く悪くもレンビマの伸び次第で明暗が分かれるので、さらなる売り上げ拡大に期待できる人は投資してもいいかもしれない。
ということで今回の銘柄分析のエーザイ編はいかがでしたでしょうか。
やはり製薬企業は売れる製品を開発できるかどうかで10年先の未来が大きく異なるので投資にはそれなりの目利きが必要ですね。
よければ参考にしてみてください。
また、全ての投資は自己責任ですので、投資する前はご自身で是非分析してみてください。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
投資先が決まれば、オススメの証券会社についても記事にしていますので是非ご覧ください!
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