皆さんこんにちは!ゆとり薬局です。
今回は日本株の三菱商事について長期投資の銘柄分析を行いたいと思います。
三菱商事と言えば、日本で一番大きな時価総額の総合商社ですね!
今回もバフェット基準に基づき、売上高、当期利益、ROE、ROA、財務健全性、割安性などで評価していきたいと思います。

Contents
三菱商事のビジネスモデル
三菱商事グループは国内外のネットワークを通じて、エネルギー、金属、機械、化学品、生活産業関連の多種多様な商品の売買製造、資源開発、インフラ関連事業、金融・物流事業を行うほか、新エネルギー・環境分野等における新しいビジネスモデルと新技術の事業化、全産業を俯瞰する総合力を活かした各種サービスの提供など、広範な分野で多角的に事業を展開する。【事業内容】7の事業セグメントで構成される。地球環境・インフラ事業は電力、水、交通、その他産業基盤となる環境・インフラ分野における事業及び関連する取引などを行う。新産業金融事業は企業投資、リース、不動産・都市開発、物流などの分野において、投資及び運用事業を行う。エネルギー事業は、天然ガス・石油の生産・開発事業、液化天然ガス(LNG)事業、原油・石油製品・炭素製品・液化石油ガス(LPG)等の販売取引、新規エネルギー事業の企画開発などを行う。金属事業は、薄板・厚板などの鉄鋼製品、石炭・鉄鉱石などの鉄鋼原料、銅・アルミなどの非鉄金属の分野において、トレーディング、開発、投資などを通じて事業経営に携わる。機械事業は工作機械、農業機械、建設機械、鉱山機械、エレベーター、エスカレーター、船舶、宇宙航空関連機器、自動車などの幅広い分野において、販売、金融、物流、投資などを行う。化学品事業は原油、天然ガス、鉱物、植物、海洋資源などより生産されるエチレン、メタノール、塩といった基礎原料から、プラスチック、電子材料、食品素材、肥料や医農薬などの川下・川中製品まで、幅広い化学品の分野において、販売取引、事業開発、投資などを行う。生活産業事業は食料、衣料、日用品、ヘルスケアなど、消費者の生活に身近な分野で、原料の調達から、流通・小売に至るまでの幅広い領域において、商品・サービスの提供、事業開発などを行う。楽天証券より引用
三菱商事のビジネスモデルかなり長いですね!笑
商社は儲かることは何でも仕事にしていると噂で聞いていましたが、国内・海外両方で何でも積極的に取引を行っている会社だということですね。
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売上構成比
引用:東洋経済オンライン
上の図をご覧ください。
これは三菱商事の売り上げ構成比で、各セクターで収益の柱が非常に分散しています。
三菱商事は食品分野でも伊藤ハムやコンビニチェーン ローソンを傘下に納めています。
事業規模
- 時価総額:43,631億円
- 従業員数:連結79,994人
- 設立:1950年
ちなみに従業員の平均年収は1607万円です。
羨ましいですね。笑
三菱商事の業績・指標を決算書からチェック
ここからは三菱商事の業績をみていきたいと思います。
これまで同様、5段階評価(1〜5)の通信簿形式です。
指標としては、売上高、当期利益、ROE、ROA、財務健全性、割安性から考察していきたいと思います。
各指標の右側の数字が評価値となっています。
売上高【2】
売上の伸びが非常に苦しい時期もありましたが、2019年は大きく売り上げを伸ばしています。
当期利益【3】
当期利益は赤字を出した時もありましたが、少しずつ伸ばせています。
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ROE【3】
- 2015 7.53
- 2016 -2.94
- 2017 9.26
- 2018 10.93
- 2019 10.71
ROEはまずまずの数値といったところでしょうか。
ここ2年は10%を超えて優秀です。
ROA【1】
【ROAの推移(%)】
- 2015 2.45
- 2016 -0.94
- 2017 2.87
- 2018 3.52
- 2019 3.63
ROAは正直なところかなり低いですね。
化学製品や金属製品などは利益率が出にくいのでしょうか。
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財務健全性【2】
- 自己資本比率 30.4%
- 有利子負債 5,346,581百万円
- 利益剰余金 4,539,543百万円
- フリーキャッシュフロー 337,167百万円
財務も比較的大きな利益剰余金を抱えていますが、有利子負債が大きく、微妙なところですね。
割安性〜現状の株価とPER〜【5】
続いては株価を見てみましょう。
- 株価:2231円(20/05/01現在)
- PER(連):5.99倍
- PBR:0.62倍
株価はPERで6倍。
PBRは1倍を割って0.6倍となっています。
これはざっくりした手元の資産よりも割安に株価がついていることを意味しますね。
コロナ情勢下で非常に割安で株価が推移しています。
商社としては移動がストップし、鎖国状態では商売上がったりなのでしょう。
株主への還元は?
続いて株主への還元をみてみましょう。
配当利回り&自社株買い
配当利回りは5.60%とまずまずです。
また、今年7.3%ほど自社株買いを敢行していますので、株主還元意識もまずまずある企業でしょう。

総評【3.0】〜コロナで厳しいが、高配当&割安は魅力的〜
三菱商事の長期投資の評価をまとめてみました。
- 売上高:2
- 当期利益:3
- ROE:3
- ROA:1
- 財務健全性:2
- 割安性:5
総評【3.0】
かなり多岐に渡るビジネスセグメントを展開し、近年は売り上げを伸ばしてきている。
しかしながらコロナウイルス問題が発生し、事業が完全にストップしているので、減収減益は避けられない模様か。
ただし株価は割安に放置され、配当もかなり高いので、長期的に保有するならまずまずの銘柄か。
比較的大きな割合を自社株買いしているのも好材料。
ということで今回の銘柄分析の三菱商事編はいかがでしたでしょうか。
ビジネスモデルが多岐に渡る企業は分析するのが少し難しいですね!
ただ高配当で割安なのは良かったですね!今回は以上です。
ありがとうございました!