皆さんこんにちは!ゆとり薬局です。
今回は日本株のオリックスについて長期投資の銘柄分析を行いたいと思います。
オリックスといえば、まずはプロ野球チームが頭に思い浮かびますが、他にどのようなビジネスをしているのかパッと思い浮かぶ人は少ないと思います。
今回もバフェット基準に基づき、売上高、当期利益、ROE、ROA、財務健全性、割安性などで評価していきたいと思います。

Contents
オリックスのビジネスモデル
オリックスは、同社、連結子会社850社(変動持分事業体およびSPE(特定の案件のために設立された事業体)などを含む)及び関連会社170社から構成され、多様な事業を展開する。【事業内容】同社は6つの事業セグメントで構成される。法人金融サービス事業部門は、主に融資事業、リース事業、金融商品販売などの手数料ビジネスを行う。メンテナンスリース事業部門は、自動車リース事業、レンタカー事業、カーシェアリング事業、測定機器・情報関連機器等のレンタル事業およびリース事業に従事する。不動産事業部門は、不動産開発・賃貸・ファイナンス事業、施設運営事業、不動産投資法人(REIT)の資産運用・管理事業、不動産投資顧問業を行う。事業投資事業部門は、サービサー(債権回収)事業、プリンシパル・インベストメント事業、環境エネルギー関連事業により構成される。リテール事業部門は、生命保険事業、銀行事業、カードローン事業に従事する。海外事業部門は、リース事業、融資事業、債券投資事業、投資銀行事業、船舶・航空機関連事業を行う。楽天証券より引用
オリックスが何の会社かと言われれば、ズバリ法人から個人までの投資会社と言えると思います。
法人にお金を直接融資したり、法人個人向けの自動車リースや不動産投資、保険事業などを幅広く展開していますね。
非常に複雑なように感じますが、手元の資金を増やして、またそれを資産運用するビジネスモデルですね。
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売上構成比が大きいのは保険、不動産、海外投資
引用:企業HPより
セグメントの利益構成比で最も大きいのは、海外投資で、次に、保険事業、不動産事業に続きます。
保険や不動産というのはやはり儲かるのですね。笑
しかしながら、保険はコロナ恐慌で今度は補償しなくてはならないことがあるかもしれませんね。
不動産事業も実体経済が止まっているので、収益を回収できるのかは心配なところですね。
事業規模
- 時価総額:23,856億円
- 従業員数:連結30,628人
- 設立:1964年
第1回東京オリンピックの年に設立されていて、非常に歴史のある企業ですね。
オリックスの業績チェック
ここからはオリックスの業績をみていきたいと思います。
これまで同様、5段階評価(1〜5)の通信簿形式です。
指標としては、売上高、当期利益、ROE、ROA、財務健全性、割安性から考察していきたいと思います。
各指標の右側の数字が評価値となっています。
売上高【4】
売上高の伸びは右肩上がりに推移していますね!
当期利益【4】
利益は非常に力強く推移しています。
コロナ恐慌でこの先どうなるのかは予想がつきません。
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ROE【3】
- 2015 11.54
- 2016 11.66
- 2017 11.34
- 2018 12.07
- 2019 11.6
ROEはまずまず高く5年すべて11%以上で推移しています。
自己資本に対する利益率は高いですね。
ROA【2】
【ROAの推移(%)】
- 2015 2.29
- 2016 2.32
- 2017 2.46
- 2018 2.76
- 2019 2.74
ROEがまずまずなのに対してROAはそれほど高くありません。
不動産や保険など非常に大きなレバレッジを抱える業態のため、ROAが下がるのは仕方ありませんが、体質として借金が大きいのは否めないでしょう。
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財務健全性【1】
- 自己資本比率 23.4%
- 有利子負債 4,503,311百万円
- フリーキャッシュフロー -2863億円
有利子負債も非常に大きく、営業利益3300億円に対して、有利子負債が4.5兆円あります。
これも業態が要因なので仕方ないのかもしれませんね。
この部分はさらに深掘りする必要があるのかもしれません。
割安性〜現状の株価とPER〜【5】
続いては株価を見てみましょう。
- 株価:1258円(20/04/10現在)
- PER(連):5.13倍
- PBR:0.56倍
オリックスが素晴らしいのは株価がかなり割安で推移しているところです。
PERは5倍、PBRも1倍を切っていますね。
株主への還元は?
続いて株主への還元をみてみましょう。
配当利回り6.04%
引用:企業決算資料
株価がかなり割安で推移しているので、配当利回りも6%とかなり高く、配当性向も30%とまだまだ余力があります。

株主還元意識が高い企業と言えるでしょう。
総評【3.25】〜割安な優良企業ではあるが、鍵は財務〜
オリックスへの長期投資への評価をまとめてみました。
- 売上高:4
- 当期利益:4
- ROE:3
- ROA:2
- 財務健全性:1
- 割安性:5
総評【3.25】
金融、保険、投資会社として売上、利益はしっかりと拡大している。
株価もかなり割安な状況まで下がっているので、配当利回りもかなり高くなっている。
高配当株投資としては優良企業なのでオススメ。
しかしながら、財務がレバレッジ体質であるため、景気の波に左右される可能性が高いので注意が必要か。
ということで今回の銘柄分析のオリックス編はいかがでしたでしょうか。
高配当なところは非常に魅力的ですね!
ゆとりも投資を始める前まではオリックスの保険に加入していたので、身近じゃないようで身近な企業かもしれませんね。
是非参考にしてみてください。
投資先が決まれば、オススメの証券会社についても記事にしていますので是非ご覧ください!
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