皆さんこんにちは!ゆとり薬局です。
今回は日本株の積水ハウスについて長期投資の銘柄分析を行いたいと思います。
積水ハウスと言えば、日本で首位の住宅メーカーですね!
今回もバフェット基準に基づき、売上高、当期利益、ROE、ROA、財務健全性、割安性などで評価していきたいと思います。

Contents
積水ハウスのビジネスモデル
積水ハウスグループは、主に工業化住宅の設計、施工及び請負並びに不動産の売買、仲介、賃貸借、管理及びそれらに関連する事業活動を行う。【事業内容】8つの事業セグメントを通じて事業を展開する。不動産フィー事業は、不動産の転貸借、管理、運営及び仲介等を行う。賃貸住宅事業は、賃貸住宅、医療介護施設等の設計、施工及び請負を行う。戸建住宅事業は、戸建住宅の設計、施工及び請負を行う。国際事業は、海外において戸建住宅の請負、分譲住宅及び宅地の販売、マンション及び商業施設等の開発、分譲を行う。都市再開発事業は、オフィスビル、商業施設等の開発、保有不動産の管理、運営を行う。分譲住宅事業は、住宅、宅地の分譲、分譲宅地上に建築する住宅の設計、施工及び請負を行う。リフォーム事業は、住宅の増改築等を行う。マンション事業は、マンションの分譲を行う。また、エクステリア事業等を行う。楽天証券より引用
積水ハウスグループは戸建住宅の販売や賃貸住宅による収益、不動産の管理や都市ビルの開発などを行っていることが分かります。
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売上構成比
引用:企業HPより
売り上げは請負型・ストック型・開発型・国際の4点に分散されています。
戸建て住宅の建設と賃貸住宅が最も大きな売上高ということが分かります。
営業体制を請負型重視から転換へ
引用:企業HPより
また10年前と比較すると営業利益は請負型重視だったビジネスモデルからストック型、請負型に分散するモデルを構築しつつあります。
10年は76%であった請負型の営業利益は47%まで低下しました。
事業規模
- 時価総額:15,170億円
- 従業員数:連結24,775人
- 設立:1960年
ちなみに従業員の平均年収は818万円です。
積水ハウスの業績・指標を決算書からチェック
ここからは積水ハウスの業績をみていきたいと思います。
これまで同様、5段階評価(1〜5)の通信簿形式です。
指標としては、売上高、当期利益、ROE、ROA、財務健全性、割安性から考察していきたいと思います。
各指標の右側の数字が評価値となっています。
売上高【4】
売上の緩やかに右肩上がりと言ったところでしょうか。
5年売上成長率は年利3.1%ほどです。
当期利益【4】
利益は売上に比べると急激に伸びていますね!
EPS5年成長率は9.2%です!
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ROE【3】
- 2015 9.02
- 2016 7.93
- 2017 11.27
- 2018 11.59
- 2019 10.81
ROEはまずまずの数値といったところでしょうか。
直近のROEは11.53%です!
ROA【2】
【ROAの推移(%)】
- 2015 4.68
- 2016 4.15
- 2017 5.58
- 2018 5.51
- 2019 5.33
ROAは正直あまり高くありませんね。
住宅ビジネスは薄利多売なビジネスモデルなのでしょうか。
8%は欲しいところでした。
ネオモバなら、株価が高い銘柄を単元未満株で購入することができます!
財務健全性【4】
- 自己資本比率 48.1%
- 有利子負債 579,107百万円
- 利益剰余金 786,591百万円
- フリーキャッシュフロー 71,211百万円
自己資本比率は48%とまずまずですが、有利子負債がプールしている金額よりも少ないですね!
そして固定負債も流動資産に比べるとかなり少ないです!
割安性〜現状の株価とPER〜【4】
続いては株価を見てみましょう。
- 株価:1926円(20/05/22現在)
- PER(連):9.36倍
- PBR:1.04
株価はPERで9倍。
PBRは1.04倍となっています。
価格についてはまずまず割安だと思います。
株主への還元は?
続いて株主への還元をみてみましょう。
配当利回り&自社株買い
配当利回りは4.4%とかなりの高配当株です。
2020年の配当性向も33%ほどで、まだまだ余力はありそうですね!
そして、積水ハウスは今年3.5%ほど自社株買いを実施しています。
株主還元も適度にある企業と言えそうです!

総評【3.5】〜割安で高配当でまずまず利益率も高い〜
積水ハウスの長期投資の評価をまとめてみました。
- 売上高:4
- 当期利益:4
- ROE:3
- ROA:2
- 財務健全性:4
- 割安性:4
総評【3.5】
国内ナンバー1のハウスメーカーである積水ハウスはビジネスモデルも請負型中心からストック型・開発型への分散がされている。
コロナ恐慌下において不動産事業の株価の低迷は続いているが、衣食住は人間活動から切っても切れないので今こそバリュー株であると考える。
ROAは5%ほどだが、ROEは10%を超えておりまずまず利益率にも高い企業である。
配当利回りも大きく、自社株買いもされているので株主還元意識もまずまず高そうだ。
ということで今回の銘柄分析の積水ハウス編はいかがでしたでしょうか。
不動産業界はコロナで非常に苦しんでいますが、いつかその霧が晴れると信じて投資を検討していきたいですね!
本日も以上です!最後までお読みいただきありがとうございました!