皆さんこんにちは!ゆとり薬局です。
今回は日本株のヤマハ発動機について長期投資の銘柄分析を行いたいと思います。
ヤマハといえば楽器とバイクのイメージですね!!
今回もバフェット基準に基づき、売上高、当期利益、ROE、ROA、財務健全性、割安性などで評価していきたいと思います。

Contents
ヤマハ発動機のビジネスモデル
ヤマハ発動機グループは、主に二輪車、マリン関連製品、特機製品及び産業用機械・ロボット等の製造・販売を行う。【事業内容】4つの事業セグメントで構成される。二輪車セグメントは、主に二輪車、中間部品及び海外生産用部品等の製造・販売を行う。マリンセグメントは、船外機、ウォータービークル、ボート、プール及び漁船・和船等の製造・販売を行う。特機セグメントは、四輪バギー、レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル、ゴルフカー、スノーモビル、発電機、除雪機及び汎用エンジン等の製造・販売を行う。産業用機械・ロボットセグメントは、サーフェスマウンター及び産業用ロボット等の製造・販売を行う。また、電動アシスト自転車、自動車用エンジン、自動車用コンポーネント、産業用無人ヘリコプター、電動車いすに係る事業も行う。楽天証券より引用
ヤマハ発動機のビジネスモデルは4つに分類されます。
オートバイなどの2輪車セグメント、ジェットスキーなどのマリンセグメント、バギーやゴルフカートなどの特機セグメント、産業用ロボットなどのロボットセグメントです。
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売上構成比
引用:IRレポートより
売上の3分の2を占めるのは2輪車のセグメントですね。
マリン事業はその3分の1もありませんね。
しかしながら営業利益で見てみるとマリン事業(584億円)の方が、ランドモビリティ事業(418億円)よりも収益が大きく、マリン事業も大きな柱であることが分かります。
売上の90%は海外市場
また売上の90%は海外市場に対するものとなっています。
これから発展が期待されるアジアに対して覇権が握れているところは好材料ですね。
尚、国内の売上比率は10%ほどとなっています。
売上の90%が海外ということはこのコロナショックにおいては少し不利な銘柄かもれません。
しかしながら、逆張りで投資するならこういった企業に仕込んでおくのも一つの選択肢ですね!
事業規模
- 時価総額:6,275億円
- 従業員数:連結55,255人
- 設立:1955年
ちなみに従業員の平均年収は745万円です。
ヤマハ発動機の業績・指標を決算書からチェック
ここからはヤマハ発動機の業績をみていきたいと思います。
これまで同様、5段階評価(1〜5)の通信簿形式です。
指標としては、売上高、当期利益、ROE、ROA、財務健全性、割安性から考察していきたいと思います。
各指標の右側の数字が評価値となっています。
売上高【3】
売上の緩やかに右肩上がりと言ったところでしょうか。
10年売上成長率は年平均2.8%ほどです。
当期利益【3】
利益も少しずつ伸びているようです。
EPS5年成長率は6.0%です!
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ROE【4】
- 2015 12.63
- 2016 12.32
- 2017 17.56
- 2018 14.59
- 2019 11.12
ROEはまずまずの数値といったところでしょうか。
過去5年は全て11%を超えて優秀です。
ROA【2】
【ROAの推移(%)】
- 2015 4.59
- 2016 4.81
- 2017 7.43
- 2018 6.55
- 2019 5.11
ROAは正直あまり高くありませんね。
8%は欲しいところでした。
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財務健全性【4】
- 自己資本比率 46.0%
- 有利子負債 364,951百万円
- 利益剰余金 607,000百万円
- フリーキャッシュフロー 40,433百万円
自己資本比率は46%とまずまずですが、有利子負債がプールしている金額よりも少ないですね!
まずまず財務は健全な企業ではないでしょうか!
割安性〜現状の株価とPER〜【4】
続いては株価を見てみましょう。
- 株価:1442円(20/05/11現在)
- PER(連):6.65倍
- PBR:0.71倍
株価はPERで6倍。
PBRは1倍を割って0.7倍となっています。
これは手元の純資産よりも割安に株価がついていることを意味しますね。
コロナ情勢下で世界経済がストップし、その懸念から非常に割安で株価が推移しています。
株主への還元は?
続いて株主への還元をみてみましょう。
配当利回り&自社株買い
配当利回りは6.24%とかなりの高配当株です。
配当性向も36%ほどで、まだ余力はありそうですね!
そして、自社株買いは行っていませんでした。

総評【3.5】〜コロナで状況は厳しいが、高配当は魅力的〜
ヤマハ発動機の長期投資の評価をまとめてみました。
- 売上高:3
- 当期利益:3
- ROE:4
- ROA:2
- 財務健全性:4
- 割安性:4
総評【3.5】
ヤマハ発動機は2輪車部門とマリン部門で収益の大半を占める言わばエンジンを作る企業である。
ROEも高く維持されており、利益率はそれなりに高い。
さらに高配当銘柄で株価も割安に推移しているため、インカムゲインとキャピタルゲインの両方に期待が持てる。
配当性向もまだ余力があると言えそう。
しかし、コロナの影響で海外との取引の多さが逆に懸念されているので、コロナの収束時期が鍵を握る。
ということで今回の銘柄分析のヤマハ発動機編はいかがでしたでしょうか。
マリン事業が最も多くの利益を生み出しているのはかなり意外でしたね!
減配せずに高配当を持続してくれれば嬉しいですね!
本日も以上です!最後までお読みいただきありがとうございました!