日本の景気は上がっていると言いますが、その実感がなかなか得られないのが実情です。
自己破産の件数は、2015年まで下がってしましたが、近年は再び増え始めています。
また、絶対に自分は自己破産にはならないと思っていても、
思わぬ人生のトラブルで自己破産に巻き込まれることだってあります。
そこで今回は自己破産する人はどんな人なのか。
その特徴を書いていきたいと思います。
Contents
自己破産とは
日本は借金を帳消ししてくれる制度として、自己破産があります。
借金を帳消しというと非常に響きがいいですが、色々とその後の生活で制限があります。
それがこちらになります。
- 一定金額以上の財産を没収される
- 数ヶ月間特定の職業に就くことができない
- 7年間自己破産することができない
などなどです。車や住宅は問答無用で没収されます。
しかし、借金まみれで首が回らないような人は車や住宅を持っていない可能性が高いので、
よく見てみるとそこまで大きなデメリットがないのも自己破産の特徴と言えるでしょう。
自己破産の原因
では自己破産の原因とは一体なんでしょうか。
割合が多い順に書いてみました。
※複数回答可なので、重複している場合があります。
生活苦、低所得(60%)
自己破産の原因で最も多いのは、生活苦・低所得です。
これは仕事がなかったり、給料が少ないことで、止むを得ず消費者金融にお金を借りてしまい、
そのまま返済できなくなるようなケースです。
大変辛い状況かもしれませんが、もう一度やり直すチャンスとして自己破産はありますので、
次はどうしたら破産しないかを考えながら生きることが大切です。
ただ経験としてはレアですので、その経験を活かしていくのもアリだと思います。
Twitterはじめました。
8月に投資で大損して破産手続きを開始しました。
「何かしなくては」と思い、9月から副業でAmazon物販を始めました。 中古本せどりの記録簿アカウントです。— かわちゃん@自己破産・個人投資家→現役せどらー(居酒屋勤務) (@kawachan_sedori) September 16, 2018
自己破産経験者としてせどりの情報発信をしている人もいます。
これくらい前向きに行動できる人は素晴らしいですね。
連帯保証人(22%)
連帯保証人として自己破産してしまう人が2番目に多い理由です。
自分で背負った借金でないにもかかわらず、
自己破産に巻き込まれてしまうのは何としてでも防ぎたいところです。
どんなに信用のおける間柄であったとしても、保証人にはなってはいけませんね。
ゆとりが大学生くらいの時、親から
「借金の連帯保証人だけは絶対なったらあかんよ。」
と口すっぱく言われてきました。
親世代でも、連帯保証人が原因で自己破産してしまった人は、たくさんいたのでしょう。
今となってはこの言葉の重みが分かります。
事業所得(21%)
ビジネスの失敗による自己破産が第3位となっています。
ビジネスにトライする上で、借金によって速いスピードで成功する経営者も多く存在しますが、
事業に失敗してしまって破産に陥ってしまう場合もあります。
起業する場合でも、負けないように戦うことが重要かもしれませんね。
負けないビジネスの始め方を記事にしていますので是非参考にしてください。 時間革命 1秒もムダに生きるな [ 堀江貴文 ] 楽天で購入 今回は起業や副業を始めるにあたって、ホリエモンこと堀江貴文さんが提言した4つの原則をご紹介していきたいと思いま ...
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病気による医療費(21%)
病気による医療費によって自己破産してしまうケースも多いです。
高額療養費制度などもうまく活用しながら、
自己負担を減らしていくことも大切です。
ゆとりは基本的には医療保険は必要ないと考えるタイプですが、
あまりにも手持ちの所得が少ない場合は、
医療保険を掛け捨てで入ることをお勧めしています。
そして月々のお金を少しでもプラスにすることができれば、
その分は銀行に貯金ではなく、インデックス投資も検討してみまよう。 みなさんこんばんは。ゆとり薬局です。今日は投資のお話です。 投資なんて初心者だから分からない。怖いしやったってどうせ勝てない。楽して儲かるものはない。 なんて言ってませんか?これは非常にもったいないで ...
今すぐインデックス投資を始めよう①
失業(20%)、住宅購入(16%)
突然の失業による自己破産も多いです。
しかし、それと同じくらい住宅購入による自己破産も多いようです。
何も考えずにみんながやってるからと住宅を購入してまうと、
思わぬ落とし穴にハマるかもしれません。
住宅購入も投資家の目線で考えてみることも必要かもしれませんので、
こちらの記事も参考にしてみてください。 今回は大規模な論争になっている持家と賃貸、 そのどちらがいいのかを考察していきたいと思います。 誤解のないように、先に結論から申し上げます、、、、、 「どっちでもいいと思います!!」爆笑 こんな答えで ...
持ち家に向いてる人、賃貸に向いてる人、投資としての不動産のあり方は?
ギャンブルで自己破産する人は意外と少ないが、、、
ギャンブルで自己破産する人は実は5%ほどと少ないのは意外な印象でした。
遊びでお金が足らないから自己破産するという理由よりも、
生活に困っているからお金を借りる人が多いようです。
根が深いのは、やはり生活の方なんですね。
なるべく借金しないで戦おう
当たり前ですが、借金することで強制的に厳しい戦いを迫られるのかもしれません。
人によっては難しいかもしれませんが、やはり借金しないで生活を回していく努力は必要だと思います。
また時にはプライドを捨てて、生活保護や失業保険といった社会のセーフティネットをとことん使うことも、とても大切だと思います。
綱渡りをしないからこそ冷静な戦い方ができる
事業投資も早く成功させたいからといって、
早く大勝負に出てしまう人はいるかもしれませんが、
レバレッジを多くかけすぎてしまうことは、
致命的な大失敗にもつながってしまうことがありますので注意が必要です。
また、借金が多いと冷静な判断ができなくなってしまうので、
投資としても負ける確率が高くなってしまうのではないかと考えます。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
自己破産してしまう人は意外と身近にいるかもしれません。
そして、それは特に問題ない人生を送っていたにもかかわず起こる可能性があるということを胸に刻んでおきましょう。
昨年の累計では、73000件が新たに自己破産となったようです。
明日は我が身かもしれませので、しっかりと気を引き締めていきましょう。
今回は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。