今年の10月1日より日本もいよいよ消費税10%の国となりました。
「借金が1000兆円ある国だから、社会保障のためには増税は仕方ないよね。」
そう言っている人もよく見かけますが、果たしてそうなのでしょうか。
結論から言うと日本は借金大国ではなく、世界ナンバー1のお金持ち国家だったのです。
皆さん知っていましたか??
そして経済はデフレなので、増税することにより、消費が冷え込み、
ますますデフレになると言われています。まさに不況を断ち切れていないですよね。
今日はなぜ日本は増税する必要のない国なのか、借金大国ではなくお金持ち国家なのかをご紹介していきたいと思います。
Contents
日本は借金大国ではない
日本の借金は1000兆円を超えていますが、果たして誰の借金なのでしょうか。
そして日本は借金だけでなく、資産は持っていないのでしょうか。
そもそも日本の借金は日本政府の借金
そもそも日本の借金1000兆円は、我々の借金ではなく、
日本政府の借金だと言うことを忘れてはいけません。
「だから国民一人当たりの借金は900万円です!」と言うのは、
ちゃんちゃらおかしい理論なのです。
国民一人当たりの政府に貸している資産が900万円ですと言うのなら正しいのです。
政治というのはわざと難しい言い方をして大衆を分からないままに放置して、
上手いこと実行していくということが頻繁に行われています。
面倒くさがらずに現状に対して目を向けていくことが大切です。
日本政府の対外純資産世界一
日本政府の借金が1000兆円あるということは理解できました。
しかし、日本政府には資産はないのでしょうか。
1億円の借金がある人は、それ以外にもたくさんの資産を持っていたりしますよね。
それと同じで、日本政府はたくさんの諸外国に対してお金を貸し付けて、たくさんの資産を持っています。
その額はなんと3兆ドル(約320兆円)にも及び、ぶっちぎりの世界第1位なのです。
しかし、消費税増税に関して、このニュースは政府からしてもかなり都合が悪いので、
ほとんどテレビなどで報道されることはありません。
だからテレビの報道を全て鵜呑みにしてはいけないのです。
どんな情報も疑ってかかることが必要です。
借金のおよそ45%は子会社の日本銀行から
また1000兆円ある政府の借金のうち、実に45%は日本銀行からお金を借りています。
これは一体どういうことでしょうか。
日本銀行は日本政府の子会社です。銀行にお金を貸す銀行ですよね。
日本銀行から政府にお金を貸すということは、子会社から親会社にお金を貸しているだけなので、
親会社にとっては借金になりますが、子会社にとっては資産なのです。
これは親会社と子会社をまとめた連結決算の考え方では、相殺されますので、
実際には借金の半分はないと思ってもらって問題ありません。
全ては国民の目をくらますための政府や財務省の戦術なのです。
日本の借金は100%円建て
日本の借金は外貨建てではなく、100%円建てです。
過去に財政破綻した国(ロシア、アルゼンチン、ギリシャなどは)は全て、
外貨建てもしくは共通通貨(ユーロなど)で借金をしていました。
もしも日本の借金がドル建てによる借金だったら、日本政府はドル紙幣を発行することができないので、
財政破綻する可能性はありますが、実際に日本は自国通貨による円建て100%の借金です。
政府は円の発行権を持っているので、円による借金をどれだけ抱えてても財政破綻はまず起こりません。
実際には財政破綻を起こさせる方が難しいと言われています。
中央政府は中央銀行と連携して紙幣を印刷することができるので、普通の家計と同じように考えてはいけないのですね。
なぜ増税するの?
日本がお金持ち国家で、財政も全く深刻ではないということはわかったけど、
なぜ日本は増税しようとするのでしょうか。
法人税を下げるための消費税を増やす
実は消費税は増税されいますが、法人税は減税されています。
これはどういうことでしょうか。
法人税や所得税は直接税と言われ、消費税は間接税と言われています。
法人や所得税は直接国に税金を納めるため直接税、消費税はお店で支払った税金をお店が国に納めるので間接税ということですね。
特徴として法人税や所得税を多く支払う人は、企業のオーナーや高額所得者の金持ちということですね。
対して、消費税はみんなが払うものです。
しかし、平均的な給料の10倍稼いでる人でも一般的な給料の人と同じ生活をしたら、消費税の払う額は同じになるのです。
つまり、消費税は低所得者の方が影響を受けやすい税制と言えます。
金持ちや企業の税を軽くして、利益や株価を引き上げて、庶民には増税するというやり方が、今の政府ですね。
貧乏人に厳しい政策とも言えます。ますます庶民は消費を節約していかざるを得ません。
消費税は節税されにくい
ただ消費税を上げるメリットもあります。
それは消費税は節税されにくいということです。
法人税や所得税は経費などを巧みにコントロールして、節税することができます。
例えばソフトバンクは大企業であるにも関わらず、法人税を払っていないというニュースとかありましたよね。
消費税はそういった節税がしにくい税であると言えるので、
あえて消費税を上げた可能性が高いです。
政府も税金を取りっぱぐれたくは、ないのでしょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
日本は意外と金持ち国家ということが少しは伝わったかなと思います。
まとめると、
- 日本は対外純資産世界一
- 借金の半分は子会社の日銀から
- 借金も100%円建て
以上のことから、日本は財政破綻する国家では決してないということです。
きちんと情報を見極めていけば、正しい知識を身につけて、
将来の対策も取れるので、是非考えるきっかけにしていきましょう。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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