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風邪薬や花粉症治療薬は10割負担へ〜自分の体は自分で守る時代〜

 

こんにちは。ゆとり薬局です。

今回は医療業界の今後の動きとして、市販薬で同じようなものがある場合は、

保険診療を受けたとしても、全額自己負担になるというニュースをお届けしたいと思います。

まだ政府としては検討段階ですが、おそらく今後の診療報酬改定で実施されていくと考えられます

 

 

よって、市販薬がある風邪薬や軽微な花粉症治療薬などは対象となりますので、

今後は医療機関で受診される際も注意が必要です。

 

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どうして10割負担なんかにするの?

 

まずどうして国はこんな取り組みを始めるのでしょうか。

今のままではなぜダメなのかを考えてみましょう。

 

国はなんとか医療費を削減したい

引用:https://www.nippon.com/ja/features/h00319/

 

上の表は医療費の推移を示したグラフです。

日本は高齢化に伴って医療費が増大しているので、

なんとかそれを食い止める術はないものかと、政府は模索しています。

そこで目をつけたのが今回の風邪薬などを10割負担にしようと政策です。

 

このままでは破綻してしまう国民皆保険制度維持のため

また、このままでは国民皆保険制度も維持できません。

国民皆保険というのは、日頃医療機関で医療を受ける際は、

3割以下の自己負担で治療を受けることができます。

 

 

誰でも平等に格安で医療サービスを享受できる。

これは日本が世界に誇る素晴らしい制度です。

 

 

しかしながら、あまりにも医療費が増大しているので、

このままではこの制度が破綻しかねません。

ですので、やむなく今回の策に踏み切っているという背景もあるでしょう。

 

 

安易な処方を減らしたい

医療機関で診察を受けた際に、ただの風邪なのにすごく薬が多かったりしませんか?

症状は一般的なのに、7種類とか薬が出ている処方箋をゆとりもよく見かけます。

また、美容目的でビタミン剤やローション剤が大量に出ているケースもありますよね。

 

 

これらのケースでは、医療を提供する側にとっても、提供される側にとっても大きなメリットがあります。

提供する側としても、格安で多くのサービスを提供できますし、売り上げ増大に繋がります。

提供される側としても、少ない自己負担で大きなサービスを享受できます。

市販で同じ量を買おうと思ったら、その5倍はお金がかかりますからね。

 

 

しかし、現在の医療制度では、政府が全ての保険診療に7割以上負担しているので、

こういった無駄な薬をいっぱい出されている、しわ寄せは政府となっているのです。

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10割負担によるデメリットは?

では10割負担によるデメリットを考えてみました。

医師会は10割負担には反対を表明しています。

 

風邪の初期症状を放置して重篤化する恐れがある

1番のデメリットがこれですね。

今まではクリニックで安くサービスを受け取れたのですぐ受診していた人が、

「クリニックは高いし、我慢しよう」

となってしまって、風邪から肺炎など症状が重篤化してしまうケースが発生することも考えられます。

 

国民の負担増大

10割負担となれば、そのしわ寄せは国民にきてしまいます。

今では風邪薬を薬局で処方される場合は窓口負担で、500円〜2000円くらいのイメージですが、

これが全額自己負担となると、1500〜7000円くらいになってしまいます。

 

 

ただの風邪なのに、「薬代は7000円になります。」って言われたらどうですか?

高っ!!って思いますよね。

ですので、この取り組みは事実上の増税と同じなんですね。

 

自分の体は自分で守ろう

自分の体は自分で守る。

これをセルフメディケーションと言います。

 

10割負担はデメリットもありますが、医療費が破綻して、

全ての医療が自己負担となってしまっては元も子もありませんので、

受け入れる部分は受け入れるしかないのかなとも思います。

そこでここからは、セルフメディケーションの考え方や使うべき優遇制度をご紹介していきます。

 

健康管理は予防が大切

健康管理で最も大事なのは、予防医療の考え方です。

つまり、風邪になったらどうする!?

ではなく、風邪にならないようにするにはどうする!?

という考え方が必要です。

 

 

風邪にならないように栄養をしっかりとって休息するとか、

体力をつけるために、毎日10分運動するとかそういった取り組みが必要です。

 

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セルフメディケーション税制も積極活用しよう

また国の優遇政策として一般用医薬品(OTC)で一定以上の負担がある場合には、

セルフメディケーション税制といって、控除の対象となります。

OTCをよく購入される方には是非オススメな制度ですので、

有効活用しましょう。

 

セルフメディケーション税制についてはこちら

 

分からないことは売り場の登録販売者や薬剤師に聞いてみよう

今後は風邪をひいたらクリニックではなく、

風邪をひいたら薬局へという流れに変わってくるかもしれません。

 

 

実際に国民皆保険のないアメリカでは昔からその流れになっています。

アメリカでは分からなければすぐに薬剤師に相談するという文化が出来上がっているんですね。

ですのでアメリカでは薬剤師の信頼が非常に高いんです。

処方箋に基づいて調剤だけする日本とは同じ薬剤師でも雲泥の差ですね。

 

 

ですので、皆さんも風邪で困ったらドラッグストアや薬局に足を運んで、

一度、登録販売者や薬剤師に症状を相談してみてください。

きっと症状に応じてどんな薬がいいかを考えてくれると思います。

セルフメディケーションの相談は無料ですし、それが薬剤師の役割でもあると思います。

 

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終わりに

いかがでしたでしょうか。

今後の医療業界の変化によって、

医療者も患者さんも対応が変わっていきますね。

しかしながら、自分の体は自分で守ることはメリットもあると思います。

健康こそ最大の資本ですから、皆さんも是非、予防医療に取り組んでみてください。

 

それでは今回は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



 

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ゆとり薬局

現在30歳の長期投資家×助っ人薬剤師×ブロガー 日本全国を転々と活動しており、日本中が仕事先と自負している。 現在、愛知県で活動中。出身は大阪。 どうすれば経済的、時間的、精神的に自由になれるか、日々行動中。 ブログは週2で運営中。現在200記事超。YouTubeも元気に更新中!

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