薬剤師

薬剤師ってどんな仕事?AIにとって代わられるの?

どうもこんにちは。ゆとり薬局です。皆さんは薬剤師にどんなイメージをお持ちですか?現在私は三重県で薬剤師をしており、仕事を通じて薬剤師の必要性を理解してきました。今日は薬剤師がどのように医療現場に貢献しているのかをご紹介します。僕が思うポイントは5つです。

①処方箋どおりに、間違えることなく薬を取り揃える

早速、「そんな簡単なこと!?」と疑問に思うかもしれませんが、薬というのは数千、数万と種類があります。さらに同じ薬でも規格といって有効成分が配合されている量が違うのです。

例)カロナール錠は200mg、300mg、500mgとある。

同じカロナール(解熱鎮痛薬)でも小児から成人、さらにはお年寄りまで飲む量はバラバラなので間違えずに薬を取るというのも大切な仕事の一つです。最近では、機械化が進んでおり、さらにはシートにもバーコードの付与が義務付けられているので間違えにくくなってきています。

下のバーコードを専用の機械で読み込みます。

②患者さんに適した量で処方されているか

これは処方監査といって、患者さんの年齢や体重によって飲む量がそれぞれ違うので、正しい投与量かどうかを判断します。特に、小児は1kg体重が増えるだけでも投与量が変化しますので注意が必要です。また成人の場合でも抗がん剤などは体の大きさによって量も違うので、専門的な知識が求められます。

③飲み合わせに問題がないか

正しく薬が出されていても思わぬところで落とし穴があります。それは他の医療機関で飲み合わせの悪い薬を一緒に飲んでいる場合があります。特に高齢者になるほどさまざまな医療機関を受診し、本人も気づかないうちに併用禁忌の薬を飲み合わせている可能性があるのです。なので、薬剤師はお薬手帳を活用して薬の管理ができていない患者さんの代わりにお薬の飲み合わせをチェックします。

例)現在骨粗鬆症のおばあちゃん、数年前に心臓の手術を行い、今は再度心筋梗塞が起きないように別の循環器内科で血液をサラサラにする薬を飲んでいる。

このおばあちゃんにビタミンKの薬が整形外科で処方されました。ビタミンKは骨を強くする作用があり骨粗鬆症の患者さんに処方されることがあります。

しかし、ビタミンKにはこの他に血液凝固作用といって血液を固まらせる作用があります。このおばあちゃんの血液をサラサラにする薬とは特に飲み合わせが悪く、お薬手帳がなくて併用薬を見逃していた場合、心筋梗塞が再発していたかもしれません。この場合、薬剤師は疑義照会といって先生に事情を説明し、処方をストップしてもらうことができます。

④流通が厳しく規制されている薬の在庫管理

治療によっては、麻薬、向精神薬、毒薬、さらには覚醒剤の原料まで扱います。治療として使えば非常に有用な薬なのですが、薬物犯罪で使われているような薬も非常に多い為、その取り扱いや在庫管理には注意が必要です。さらには期限が切れて廃棄する時には、行政機関の職員と立ち会って一緒に廃棄したりもします。

⑤患者さんに正しく薬を服用してもらうための服薬指導

なぜその薬を飲む必要があるのか、薬の飲む際の注意点と飲み方を患者さんに分かりやすく説明する必要があります。

薬剤師には幅広い知識と集中力、さらには高いコミュケーションスキルが求められる

いかがでしたでしょうか。薬剤師は果たして薬をただ言われた通りに出すという仕事なのでしょうか?僕は自信を持ってNO言えます。薬剤師がいることで防げた事故や不正などもかなりあると思います。AIは薬を正しくとってくることはできても、患者さんに伝えるコミュニケーションや危険な薬の在庫管理はできないと思います。是非、今後薬剤師を目指す方も参考にしてみてください。

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ゆとり薬局

現在30歳の長期投資家×助っ人薬剤師×ブロガー 日本全国を転々と活動しており、日本中が仕事先と自負している。 現在、愛知県で活動中。出身は大阪。 どうすれば経済的、時間的、精神的に自由になれるか、日々行動中。 ブログは週2で運営中。現在200記事超。YouTubeも元気に更新中!

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