薬剤師

薬は飲むべき?飲まないべき?→主作用と副作用のバランスを考えて

 

こんにちは。ゆとり薬局です。

薬局で働いていても、患者さんから、

「薬は毒だから飲みたくない。」とよく言われます。

 

 

そこで今回は薬は飲むべきなの?飲まないべきなの?

という疑問を明確に解説していきたいと思います。

薬剤師としては当然ながら、「薬は飲んでね!」というのが仕事なのですが、

場合によっては飲まなくても良いケースもあります。

 

それでは深掘りしていきます。

 

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なぜ薬が毒だからと過敏反応する人がいるのか

そもそもなぜ薬は毒だからと刷り込まれている人が多いのでしょうか。

実はそれも正しい考え方であるからです。

どんな薬も飲みすぎると毒性が増し、さらにそれを超えると致死量に達します。

これは薬だけに限らず、水などでも同じですね。

当然ながら水も飲みすぎると体にとって毒物量に達します。

かなりの量だと思いますが。

 

 

しかし、これは薬の副作用の側面しか見ていないんですね。

薬には当然ながら期待できる効果(主作用)があります。

主作用もきちんと考慮した上で、副作用を見なければなりません。

 

薬の主作用と副作用のバランスを考えよう

ですので、薬は主作用と副作用のバランスがとても大事です。

かつてゆとりが担当した、ある不眠症の患者が、

「睡眠薬は認知症の原因になる」

という週刊誌の記事を真に受けて、全く薬を飲んでいませんでした。

 

 

しかし、薬を飲んでいないため、当然ながら不眠症は改善していない状態です。

実は不眠症は認知症そのもののリスクを上げます。

なぜなら、睡眠によって人は脳の中の老廃物質を代謝するからです。

不眠によって脳の中の老廃物質が代謝されない状態が続くとアルツハイマーなどを引き起こす可能性があるのです。

 

 

ですので、副作用ばかりに目を向けすぎたばかりに、主作用を忘れてしまい、

結果的に悪くなってしまうというケースは往々にしてあるのです。

 

こんな時は薬を飲みましょう!

ここからは積極的に薬を飲んだ方がいいケースをご紹介します。

 

持病がある時

 

例えば持病で糖尿病を持っている方に、薬は飲まなくていいとは絶対に言いません。

むしろ絶対に飲まなければなりません。

血糖値が高い状態は、血管を傷つけたり、動脈硬化の原因となります。

さらにそのまま放置すると末梢血管が侵され、失明や腎不全の原因となります。

生活習慣病の持病は絶対に薬を毒だと考えずに服用してください。

むしろそのまま放置する方が体にとって毒となります。

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今すぐ辛い症状を取り除きたい時

 

今すぐ頭が痛いのをなんとかしたい。

熱がしんどすぎて今すぐ下げたい。

こんな時は積極的に薬を飲むべきだと思います。

 

無理して、ストレスになるほど追い込むくらいだったら、

絶対に薬を飲んで、症状を取っ払った方が気分的にも楽になります。

 

こんな時は薬を飲まなくてもいいことも

ただ薬を飲まなくてもいいケースや飲んではいけないケースもありますので、頭に入れておきましょう。

意外と間違えた対応をしている方も多いです。これはゆとりが実際に出会ったケースです。

 

単なる風邪症状

 

例えば単なる風邪の症状において、薬をガブガブ飲むことは決して効果的とは言えない側面があります。

例えば、熱が高くなるのも、体が外敵である細菌を倒すためにおきます。

熱が上がると、体の兵隊役である白血球の働きが活性化され、細菌を死滅させることができるのです。

 

 

しかし、すぐ熱が上がったからと言って、すぐ解熱剤を飲んでしまっては、

体は一時的に楽になりますが、白血球が活性化されず、細菌が生き残ってしまいます。

細菌が生き残ると、風邪が長引いてしまうことに繋がるのです。

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傷んだものを食べてお腹が緩いのに下痢止めを飲んでしまう

生肉などを食べて、お腹が緩くなってしまったにもかかわらず、

下痢止めを飲んでしまってはいけません。

 

体は毒物である生肉の原因菌を排出しようと一生懸命、腸を働らかせているのに、

下痢がしんどいからといって、それを下痢止めで押さえつけてしまったら、

かえってお腹の中で菌が残ってしまい、症状が長引きます。

こういった症状の時はしんどいとは思いますが、薬を飲むのを我慢して、

菌を出し切るためにも、頑張って堪えましょう。

 

肌荒れが気になるからずっと抗生物質をもらって飲み続ける

思春期の方で、ニキビができるのが嫌だからと、

ずっと抗生物質を先生に頼んでもらっている患者がいました。

 

しかし、稀なケースを除いて、抗生物質は長期間飲み続けるものではありませんし、

長期間飲み続けると体に負荷がかかってしまうこともあるのです。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。

薬は適切な量を適切な期間で飲むことが大事です。

用法用量を守って、正しくお使いくださいね。笑

 

また分からなければ、積極的にドラッグストアの売り場にいる薬剤師や、

クリニックの先生に聞いてみてください。

 

売り場の薬剤師は無料なのでオススメですよ。笑

今回はこちらで以上になります。

是非参考にしてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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ゆとり薬局

現在30歳の長期投資家×助っ人薬剤師×ブロガー 日本全国を転々と活動しており、日本中が仕事先と自負している。 現在、愛知県で活動中。出身は大阪。 どうすれば経済的、時間的、精神的に自由になれるか、日々行動中。 ブログは週2で運営中。現在200記事超。YouTubeも元気に更新中!

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