皆さんこんにちは!ゆとり薬局です。
今回から個別株銘柄分析として、各社をバフェットのように長期で投資できるかを研究していきたいと思います。
記念すべき第1回目は日本が誇るタイヤメーカー ブリヂストンです。
なぜブリヂストンかというとゆとり薬局が密かに株をやる前からブランド力があり目をつけていた銘柄なんです。笑
そのブリヂストンを実際に長期投資を学んだ今、投資できるかをバフェットを崇拝する個人投資家の目線から判断していきたいと思います。

売り上げ、利益共に伸ばせてないので今回は見送りです!
Contents
ブリヂストンの企業情報
楽天証券より引用
タイヤシェアにおいては世界一のシェアを誇っています。
スタッドレスタイヤのブリザックは性能の良さも相まってあまりに有名ですよね。
しかし、近年は中国、韓国企業の廉価版タイヤにシェアを奪われつつあります。
事業規模
- 時価総額:33,248億円
- 従業員数:連結 143,509名 単 14,075名
- 設立:1931年
- 上場:1961年
- 平均年収:723万円
事業規模としては3兆円を誇る大型株となります。
設立からは80年を超えています。
ブリヂストンの業績通信簿
ここからはブリヂストンの業績をみていきたいと思います。
ただ数字をみていくだけでは面白くないので、5段階評価(1〜5)の通信簿形式にしていきたいと思います。
各指標の右側の数字が評価値となっています。
売上高【2】
10年ベースで見ればやや右肩上がりのように見えますが、ここ数年は売り上げが伸ばせていません。
直近5年で伸ばせていなければ意味がないので、ここはマイナスポイントと言わざるを得ないでしょう。
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当期利益【1】
当期利益に関しても売り上げと同様に10年では右肩上がりですが、直近5年は右肩下がりです。
売り上げが伸ばせていないので当然の結果かもしれません。
ROE【4】
【ROEの推移(%)】
- 2014年 15.5
- 2015年 13.3
- 2016年 11.8
- 2017年 12.5
- 2018年 12.4
- 2019(予) 12.5
ROEに関しては非常に素晴らしいですね。
バフェットの基準ラインが安定して12%以上を維持と言われているので、タイヤビジネスは利益率は高いと言えそうです。
ROA【2】
【ROAの推移(%)】
- 2014年 8.0
- 2015年 7.3
- 2016年 7.1
- 2017年 7.5
- 2018年 7.5
- 2019(予) 7.2
ROEに対してROAはやや低い値となっています。
利益率は出せているものの、少しレバレッジを使っている傾向があるようです。
業種にもよりますが、こちらも同じく12%以上がバフェットの求めるところです。
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EPS【2】
【EPSの推移(円)】
- 2016年 339.0
- 2017年 375.7
- 2018年 388
- 2019(予) 390.6
- 2020(予) 400.5
EPSに関しては右肩上がりに伸ばせていますが、やや伸びが鈍化しているようにも見えます。
2018年から2019年はほぼ同等となっています。
自己資本比率【3】
- 自己資本比率 57.7%
- 利益剰余金 2,448,577百万
- 有利子負債 565,931百万
自己資本比率は57.7%と悪くない数字です。
利益剰余金に対して有利子負債も少ないので健全的な経営と言えるでしょう。
現状の株価とPER
業績がよくても株価が割高では意味がありませんので、現状の株価をみてみましょう。
- 株価:3922円
- PER:10.38倍
現状はPERに関しては割安に放置されている状態です。
しかしながら、利益が伸びていないため期待値が低い状態となっています。
チャート
5年間のチャートでは特に伸びてはいないようです。
ここは当期利益と同じような感じになっています。
株主への還元は?
配当利回り
配当利回りは4.08%と高配当株となっています。
過去3年で減配はありませんでした。
配当メインで持たれる方は狙い目かもしれません。
株主優待
ブリヂストンは現状では株主優待はありませんでした。
総評【2.5】〜利益率は高いがここ数年の伸びが弱いため見送り〜
ブリヂストンへの長期投資はアリかをまとめてみました。
- 売上高:2
- 当期利益:1
- ROE:4
- ROA:2
- EPS:2
- 自己資本比率:3
総評【2.5】
利益率の高いビジネスではあるが、売り上げ&利益共に伸ばせていないため長期投資対象としては見送り。
特徴として配当利回りが安定して高いので、高配当株として持つのはアリかもしれない。
ということで今回は見送りという残念な結果となりましたが、これはバフェットが求めるような持続的に成長を続ける会社かどうかの観点です。
価値観が異なれば投資対象としてなり得るので、是非参考にしてみてください。
尚、全ての投資は自己責任ですので、くれぐれもご自身でも銘柄分析を行ってみてください。
今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
オススメの証券会社についても記事にしていますので是非ご覧ください。
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