皆さんこんにちは。ゆとり薬局です。
今回は時間分散の一つと言われるドルコスト平均法について、深掘りしていきたいと思います。
当ブログでも時間分散の方法として、たびたびドルコスト平均法をご紹介していますが、
確かなメリットは持ちつつも、ドルコスト平均法≠安泰な面もありますので注意が必要です。
しかしながら結論として投資初心者には、ドルコスト平均法がオススメです。
それでは解説していきます。
Contents
ドルコスト平均法とは?
金融商品を購入する際に、一度に購入せず、
資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する方法。
例えば、一括で120万を投資するのではなく、毎月10万円ずつ入れていく。
ドルコスト平均法のメリット
ドルコスト平均法は色々と言われますが、
確かなメリットは存在します。
取得単価を平均にできる
ドルコスト平均法の1番のメリットは取得単価を平均化できるところです。
株価は常に上げたり下げたり、変動していますので、
この変動の取得単価を平均化することができます。
取得単価を平均化するのは、結局のところ、
ローリスクになります。ただしローリターンにもなりやすいです。
これって最初から5000円を一括投資した場合は全額が5か月間リスクにさらされるけど、5000円を1000円ずつ5か月にわたって分散投資すれば、全額がリスクにさらされてる期間が短い後者の方がリスクが低い(当然後者の方がリターンも低い)と思うんだけど…俺がバカなだけ?https://t.co/eowOm5ggdM
— ローンウルフ (@LONE_WOLF_R) December 12, 2019
下げ相場に強い(大負けしにくい)
ドルコスト平均法は下げ相場には強いです。
なぜなら、一括購入では最初に購入した額からどんどん下がっていくと、
もうどうしようもありませんので、どんどん損失は拡大していきますが、
毎月少しずつ購入していく場合においては徐々に安い価格で買うことができるので、
大負けしにくいのが特徴です。
逆張り投資家になれる
ドルコスト平均法は市場に対して逆張り投資家になることができます。
例えば、株価が上がると人はどんどん上がるのではと、
強欲になってしまい、大きな額を突っ込み出してさらに株価は高騰します。
ドルコスト平均法では高い株価の時は少しずつしか買えません。
大衆の心理と逆に動くことができます。
そして、大暴落が起きた時に「もうこの市場は終わりだ」と投資を諦めてしまう大衆を尻目に、
安い価格でコツコツと多くの株式を買うことができます。
これも大衆の心理とは逆に動くことが可能です。
株式というのは大衆と逆に動けば勝てる単純なものなのですが、これが非常に難しいのです。
なぜなら人間は稼ぎたい感情が入り込んでしまうからです。
この感情が投資において一番邪魔なのです。
ドルコスト平均法に従えば、感情を排除することができます。
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ノーロードの投資信託とは抜群に相性が良い
ドルコスト平均法は一括投資と異なり、買いに入る回数が非常に多いです。
ですので、手数料の無料であるノーロードのファンドと非常に相性が良いです。
さらに株は一単元あたりの購入になるので、毎月定額で投資することが難しいですが、
投資信託は毎月定額で設定することが可能ですのでオススメの投資先です。

ほったらかし投資ができる
ドルコスト平均法は毎月積立設定をしていれば、ほったらかし投資が可能です。
株価を見て稼ぎたい欲求が上がったり、暴落して投資をやめてしまったり、
そうすることでトータルのリターンは下がってしまうので、
ほったらかし投資というのは、株式投資に向いています。
株は忘れているくらいの人が一番成績が良いなんてのもよく言われます。
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ドルコスト平均法のデメリット
ではここからはドルコスト平均法の弱点やデメリットをご紹介していきたいと思います。
上げ相場には弱い(大勝ちしにくい)
逆に相場がどんどん上がっていく場合には、
最初に一括で投資している方が、リターンは高くなります。
ドルコスト平均法の場合では、低い時も少ししか買えず、
高値で積み立ててしまうので、上げ相場ではリターンは低くなります。
手数料が大きくなる
買いで入る回数が多いので、売買の手数料が発生する場合には、支払い手数料は大きくなります。
個別株をやる場合であればドルコスト平均法は向かないでしょう。
リスクが軽減されていると勘違いされやすい
ドルコスト平均法は時間を分散しているので、リスクがないと勘違いされやすいですが、
投資している商品がリスク資産である株式であれば、暴落の可能性はいつでもあります。
ですので、あくまでその投資商品の買い方に関してはローリスク・ローリターンの投資法になりますが、
その商品自体がすでにリスク資産である場合にはしっかりとリスクはありますので注意してください。
終わりに〜凡人投資家はノーロードファンドを積立で良いのではないか〜
いかがでしたでしょうか。
今回はドルコスト平均法についてでした。
ドルコスト平均法はある商品においてはリスクを下げることができる一方で、
万能な投資法ではないことがよく分かりました。
しかしながら、感情を排除して、大衆の心理と逆の動きをして投資できるところは大きな魅力だと思います。
投資初心者には是非オススメの投資法です。
ドルコスト平均法をする場合は、必ずノーロードファンドでしてくださいね。
それでは今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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