こんにちは。今日は短期投資についてお伝えしたいと思います。ゆとりは基本的に長期投資オンリー派なので、短期投資は一切しません。
FXや株の短期売買のみならず、パチンコや競馬などのギャンブル系もやりません。理由はいたってシンプルですが、まず勝てないからです。
その理由を解説していきます。

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短期の売買を繰り返すと手数料が高い
今回の記事ではFX、株の短期売買、パチンコ、競馬を一括りにしてギャンブルと呼ぶようにします。
どのギャンブルもいわばすぐ買って、数分後には当たりかハズレか確定するのですぐ売っているようなものでしょう。
このように短期的に売りや買いを頻繁に繰り返すと手数料が多く発生します。その手数料は胴元(ギャンブル運営元)に吸い上げられ、結局胴元が儲かるようにできています。
株では売り買いの頻度が少ない人ほど勝っている
「株は買ったら10年離すな」という言葉をご存知でしょうか。もちろん全てにそれが当てはまるわけではありませんが、短期的売買を繰り返す人とほったらかして持ち続けている人では持ち続ける人の方が圧勝しているのです。
長期的な発展を見据えて資金を提供するのが投資です。目の前の小銭を拾いにいくのは投資ではなく、投機になるのです。
投資は素晴らしいプランがあるけどお金のない人に資金を提供することで利益を生み出してもらい、還元を受けるという仕事的な側面があり、人や社会に貢献しています。
しかし投機は賭け麻雀をしているようなもので、負けた人からお金をもらっているのです。これは人のためと言えるのでしょうか。
もう一度考えてみてください。誰かの役に立つから報酬としてお金が貰えるはずなのです。お金とは何かをよく考えてみましょう。

短期の相場は神のみぞ知る
人間は愚かで欲望の塊です。そして、株式市場は市場を映す鏡と言われています。
みんなが上がりそうと思ったらさらに上がり、下がりそうだと思ったらより下がってしまうのです。
本当の価値に対しての価格が一時点では誰にも分からないのです。なので、この欲望のチャートを短期で利用するのは非常にリスクが高いです。
対して、長期投資は長期的な株価の収束を狙って投資するのです。

なぜ人は短期投資をするの?
「では何故みんな短期投資するんだよ」と言われてしまいそうですが、これは明確な理由があります。
唯一の理由と言ってもいいでしょう。短期投資は楽しいからです。
人間は危険な橋を渡ってみたいという本能が生きるために備わっているそうです。太古の昔、人間はマンモスや猛獣達と戦い、命がけで生き抜いてきました。
もし、雑草ばかりを食べて、マンモスから逃げるようにだけ生きていたら、今日の人間社会の発展はなかったでしょう。話は逸れましたが、それを求めるように人間は無意識のうちにギャンブルを楽しんでしまう習性があるようです。
長期投資は楽しくない
短期投資と正反対に長期投資はあまり楽しくありません。ギャンブル行為ではないし、目先の値上がりや値下がりはどうでもいいので、今すぐ自分で何かを得るというわけではないからです。
しかし、これは農家と似ていませんか?農業ではすぐに果実は育ちません。ゆっくりじっくり熟すまで辛抱強く待ち続ける必要があります。
長期投資は仕事なのです。勝つまで待とう。育つまで待とうという精神が必要です。だから余計に短期投資と比べると人気がなく地味な世界なのかもしれません。
短期の相場は過酷な世界
もう一つの短期投資の弱点は、全員が勝てないという点です。長期的な株式市場は国の経済発展により、全員が勝てるような優しい世界になり得ますが、短期投資は必ず、勝者と敗者に分かれます。
例えば競馬は、勝った人はJRAからお金を貰うのではなく、賭けに負けた人からお金を貰い、そこに胴元であるJRAが手数料をもらって成立しているのです。パチンコも全く同じです。
短期投資の仲介手数料
各々の短期投資の仲介手数料です。場合によっては還元率で表される場合がありますが、(1ー還元率)は手数料となります。
- インデックスファンド(投資信託) 0.1%~
- アクティブファンド(投資信託) 1%~
- パチンコ 20%
- 競馬 30%
- 宝くじ 54%
今回はFXや株を除きましたが、世に言われるギャンブルであるパチンコや競馬はとても高い利ザヤを取られます。
宝くじは半分以上取られるという。笑
これでは勝てるものも勝てないということはお分かりですよね。
対して、投資信託の指数に連動したインデックスファンドはかなりコストが低いのがわかります。インデックス投資の記事はこちら
バフェットの生涯年間利回りは22%
投資の神様と言われるウォーレン・バフェットの生涯年間利回りは22%と言われます。
世界一の投資家で22%なので、ギャンブルで勝つ確率は天文学的に厳しいというのもお分かりいただけると思います。

いかがでしたか。短期の投資は華やかで賭け事として楽しいのは確かに納得できます。
しかし、そこに楽しさを提供されている顧客のような状態になっていては、お金は支払ってしまう一方です。
お金を増やすということはどこかで仕事的な側面を持ち、誰かに貢献しないといけないのです。その信用の対価がお金です。
ギャンブルをしそうになったら、そのことを胸に刻んで堪えるようにしましょう。今日は以上です。今日もありがとうございました。
