世の中はあまり景気が良くないと言われて久しいですが、
まだまだ世間では、きらびやかな投資話で溢れています。
お金を渡してお金をそれ以上にリターンを貰うのが投資のはずなのに、みんな胡散臭い投資話にすぐ引っかかってしまいます。
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あの手この手の手法で、業者はこちらにお金を払わそうとしてきます。
中でも皆さんに今日お伝えしたいのが、ポンジスキームという手法です。
これは簡単にいうと、投資してもらったお客さんに、最初は条件通り高い利回りでリターンを支払っておいて、
相手が信用してきて、より高いお金をもらった時に、ここぞとばかりにトンズラする手法です。
かなり原始的なやり口なのですが、未だに手を替え品を替え、生き残っている手法です。
プロの投資家でも騙される巧妙なポンジスキームもありますので、あなどれません。
今日はその詳細をお伝えしていきたいと思います。
Contents
ポンジスキームとは
ポンジスキームとは詐欺の手法の1種。
出資してくれた資金をあたかも運用している風に見せかけて、出資者に配当金を還元すると約束する。
その間に別の出資者から集めたお金で以前の出資者に配当金と嘘をついて還元し、同じ手法で組織を急速に拡大させて、
自転車操業のような状態を作り上げ、最も出資金が集まったところで破綻する仕組み。
特に最後に投資した人はババ抜きと同じで大損してしまう傾向にある。
これは1900年代初頭の詐欺師、チャールズ・ポンジに由来している。
その配当、タコ足配当じゃないですか?
例えば毎月分配型の投資信託というものが、未だに横行しています。
これは、毎月5%ずつ必ず還元していきます!などと謳い、
実際に5%ずつ還元していくのですが、実はその5%は、
ただ自分の元本から切り崩されていて、元本が減っているのです。
具体的に示すと、100万投資し、毎月5万円ずつきちんと還元されていくのですが、
自分の元本から5万円取られ、さらに手数料で5千円取られ、元本が94万5千円になっていたら意味ないですよね!?
手元に戻ってきた5万円と投資している94万5千円を足しても、99万5千円で結局マイナスになっている。
これをタコ足配当と言います。詐欺スレスレの手法で未だに残っています。
ポンジスキームと似ていますが、少し切り口が違うやり方ですね。
ちなみに名前は、タコが自分の足を食べることに由来しています。
相手が仕掛ける甘い罠
例えばポンジスキームでよくある謳い文句が、
「必ず元本をお返しします」「利回りは年利30%あります」
「今話題の芸能人みんなやっている」などです。
非常にどれも胡散臭いですが、
年利30%というワードを聞いて、すぐに嘘だ!!と見抜けるようになりましょう。
なぜなら企業では10%のリターンを出せるところはほとんどないからです。
ポンジスキームに引っかからない方法は?
ではポンジスキームに引っかからない方法はとはなんでしょうか。
- 世の中に絶対に儲かるものはないと知ること
- 元本保証はあり得ない
- 自分で調べる検索力をつけること
以上を深掘りしていきましょう。
世の中に絶対に儲かるものはない
例えば先ほどのような、年利30%以上で必ず儲かります!
という言葉はこの世の中ではあり得ないということです。
世の中に絶対は無いということを抑えておきましょう。
さらに、わかりやすい指標として、
投資の神様と呼ばれる、ウォーレン・バフェットの生涯年間利回りは年利22%と言われています。
世界の頂点に立つ投資家が年利22%なのです。ちなみにこれは恐ろしく高い数字です。
絶対に年利30%以上で儲かります!という言葉がいかに嘘かわかるでしょう。
元本保証はあり得ない
実は元本保証というのは現実的に投資をする上では絶対的に不可能なのです。
そのように謳っている投資信託も確かに存在しますが、元本割れしないというわけではありませんので注意しましょう。
相手が絶対に元本を保証します!と言ってきたら嘘だと思いましょう。
まずなんでも疑ってから入るというのは、投資の世界では非常に有効だと思います。
自分で調べる検索力をつけること
兎にも角にも、自分で調べてみるということが大切です。これは検索力という能力です。
検索力は何も投資の話だけではありません。
分からなければ、まず自分で調べてみる。
面倒くさがらずに、自分で調べてみることで、その知識は人から教わるよりも、何倍も脳みそに張り付きます。
現代を生きるということは、いかに自分でインターネットや資料を見て分析し、自分の頭で判断して見極めるということです。
その第一ステップを踏んでも分からない場合に、他の人に尋ねてみる、ということを実践してみましょう。
丸投げで、とりあえず教えて!だけでは、相手も何を教えていいのか分からず、結局有益な情報は得られないでしょう。
まとめ
本日のまとめはこちらです。
- 投資には詐欺話も多いので、ポンジスキームやタコ足配当に注意しよう。
- 世の中に絶対に儲かるというものは存在しない
- 世界一の投資家バフェットでさえも年利は22%
- 自分で調べる検索力を養おう
以上になります。
投資は味方につけると、非常に心強い要素ですが、
中途半端な知識で舐めてかかるとかなりの痛い目をみます。
プロでも騙されることがありますので、しっかりと地に足をつけて、調べ倒してから実践するようにしましょう。
そして、投資するものはシンプルで分かりやすいものにすると良いでしょう。
訳の分からない手法やプロ任せの運用ではまず勝てないということを頭に叩き込んでおきましょう。
今日は以上になります。この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。