皆さん。こんにちは。
ゆとり薬局です。今日はオススメの投資法として、
ポートフォリオ運用術をご紹介していきたいと思います。

合わせてそちらも解説していきます。
Contents
ポートフォリオ運用とは
ポートフォリオ運用とは、自分の資産をある一定の割合で、
比率を決めて持ち続けることをいいます。
分かりやすく実例でご紹介します。
手元の金融資産を、
株式50万:現金50万
株式:現金比率を 1:1
で資産を持ち、これを原則とします。(このルールから逸脱しないことが大切です)
そしてこの状態をある一定期間放置することで変化が起きてきます。
例えば、株式市場が20%成長した場合、
保有資産は、
株式60万:現金50万
となります。
ここで割合を整えるためにリバランスします。
資産が増えた時のリバランスの方法は2種類です。
①株式を5万円分売却する
こうすることで株式が55万になり、現金も55万になります。
②株式投資をやめて10万円貯金する
せっかく買った株式を売りたくない人は10万円貯金することで、
株式60万:現金60万になります。
今度は株式市場が暴落した時はどうでしょうか。
最初のケースで株式が暴落し、50%下落した場合を想定しましょう。
すると保有資産は
株式25万(半減):現金50万
となります。
ここでリバランスするために、
手元の現金を12.5万円株式投資します。
これで資産比率は、
株式37.5万:現金37.5万
となりました。

なぜポートフォリオ運用がいいのか
ではなぜポートフォリオ運用がいいのかを解説していきますね。
それを知るためには「大衆の心理」を知る必要があります。
大衆の心理
株式市場で資産を増やそうと躍起になる人が大抵勝てないのはなぜでしょうか。
それは誰しもがたくさん稼ぎたいと考えてしまう欲望の塊だからです。
株式のチャートは実際の会社や国の能力よりも、
この欲望の影響を受けて上げ下げする場合がほとんどです。
例えば10年連続10%で成長している市場があるとしましょう。
とんでもない成長力ですね。
当然ながらここに投資する人は年々増えていきます。
初年度は10万しか投資してなかったのに今では1000万円投資する人も出てきました。
人々は熱狂し、「やらない人はバカだ」とまで言い始める人も出てきました。
そしてそれがさらに大衆の動きを引き起こしバブルとなり、さらに株価を吊り上げます。
そしてふとしたことがきっかけで、絵に描いたように株価は暴落します。
株価は50%下がってしまいました。
今度はみんなが売りに走り、投資する人はほとんどいなくなってしまいました。
ではこの相場で勝利した人はどんな人でしょうか。
それは大衆とは反対に動いた人なのです。
つまりみんなが投資していない時に「買い」
みんなが大熱狂している時に「売り」ができる人なのです。
これを聞くと一見簡単そうに聞こえるかもしれませんが、
大衆の心理と反対に動くことは非常に難しいです。
これを狙ってタイミングで投資する方法はオススメできません。
根拠もなくタイミングで株式を売ったり買ったりするのは、
ギャンブルと同じなのでやめましょう。
ポートフォリオ運用は大衆の「逆」を行く
先ほどのポートフォリオ運用の例をもう一度ご覧になっていただければ分かると思いますが、
ポートフォリオ運用は市場が大熱狂し、株価が吊り上がっている時は、
株式投資をやめたり、売りに入ります。
そして市場が暴落に突入した時に、
現金で保有していた分を投入し、株式投資を進めます。
ほとんど誰も消え去った市場でまた投資を始めることは非常に勇気がいります。
しかし、この感情と真反対に動くことを忠実に取り組んでいけば、
必然的に大衆とは反対に動くので勝利を手繰り寄せるのです。
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こんな人にはポートフォリオ運用はオススメ
ポートフォリオ運用はバフェットも取り組んでいます。
ただし向いている人は意外と少ないかもしれません。
マメな人(リバランスできる人)
ポートフォリオ運用は伸びた髪型を定期的に散髪して整えたり、
時には植毛してあげるマメさが何より重要です。
これをリバランスといいます。
株が増えてきたら、現金を増やす。
株が減ったら、現金を株式に投じる。
これをひたすら繰り返していくだけです。
ある意味毎日の株価チェックなどは不必要ですね。
自分の決めたルールをしっかりと守れる人
最も大切なのは自分で決めたルールから逸脱させない精神力と行動力があるかどうかです。
東大やハーバード出身の人でも値動きに左右され、
感情の振り回され、失敗してしまいます。
もはや投資とは仕事と同じで、規律正しくできるかどうかが一番大切なのです。
分散投資をしっかり理解している人
ポートフォリオ運用をする場合であれば、
特に初心者であればあるほど分散投資することが大切です。
銘柄を集中して投資するバフェットのようなやり方は非常にリスクを伴います。
銘柄を分散することでリスクを軽減でき、そこでリバランスすることでリターンを高めるのです。
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ポートフォリオ運用のデメリット
ここからはポートフォリオ運用のデメリットをご紹介します。
投資先を間違えると加速度的に資産が減ってしまう
ポートフォリオ運用は投資先を間違えると加速度的に資産が目減ります。
極端な話、集中投資していた会社が倒産し株式がなくなり、
リバランスのためにさらに現金を半分株式投資して、
さらにその株が無くなるということを繰り返してくと、
信じられないスピードで資産は減ってしまいます。笑
ですので、しっかりと分散した銘柄に投資することが大切です。
リバランスするのがめんどくさい
1番のデメリットはこれかもしれませんね。
リバランスを定期的にやらないといけませんので、
ズボラな人は向いていないでしょう。
ズボラな人はひたすらノーロード(売買手数料無料)の投資信託に
積立設定して、ドルコスト平均法で毎月ほっとくのが一番いいのではないでしょうか。
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途中で感情に流されてしまう人はオススメしない
規則正しく投資することが大切なので
株式が絶好調の時に大衆と同じように現金を突っ込みたくなる人は向いてないでしょう。
誰しもがその感情は持ち合わせていますので、どんな人でも当てはまると思います。
そして、いろんな本や人の意見を聞いて参考にして、自分で決めた最初の投資ルールを、
必ず逸脱させないという精神力が最も大切です。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
ドルコスト平均法とポートフォリオ運用をミックスさせながら続けていくのが、
業務的で感情も排除することができるのでいいのではないかと思います。
人間の欲求は計り知れないので、普段から欲望の逆をいく訓練をしておきましょう。
仕事でついサボりたくなっても、サボってはいけませんよ!笑
それは冗談として、しっかりと規則正しく運用することはとてもいいことですので、
是非みなさんも参考にしてみてください。
今回は以上です。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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