皆さんこんにちは!ゆとり薬局です。
今回の米国株分析はアメリカン・エキスプレスです。
言わずと知れたバフェット銘柄の一つですね!ROEも非常に高いのでチェックしていきたいと思います。
今回もバフェット基準に基づき、売上高、当期利益、ROE、ROA、EPS、自己資本比率、割安性などで評価していきたいと思います。

Contents
アメリカン・エキスプレスのビジネスモデル
アメリカン・エキスプレスはブランドのクレジットカードとしての展開があまりに有名ですよね!
アメックスのゴールドカード、プラチナカード、そしてブラックカードを持ってるというのは一種のステータスです。
ブラックカードは完全招待制で年会費35万円という恐るべき富裕層向けのカードです。
オススメの証券会社について記事にしました!
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VISAやマスターとは違いカードの発行体である
アメックスとVISAやマスターカードとの大きな違いは、アメックスはカードの発行体であるということです。
簡単にいうと、アメックスは自身でお金の貸し借りを行っている金融業なのです。
そして、VISAやマスターカードは決済のテクノロジーカンパニーとして、お金の貸し借りには関与していないということです。
同じようなクレジットカード会社なのに中身が全く違うため、アメックスは銀行と同じような指標で評価していく必要がありますね。
ですので、貸し付けたお金を回収できないリスクも持ち合わせています。
VISAの銘柄分析はこちらから
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売り上げの半分はカードの手数料
アメリカンエキスプレスの売り上げのうち、約半分がカードの手数料と言われています。
そして、アメックスはカードの年会費収入も売り上げの10%近くを占めています。
アメックスのカードの保有者は富裕層ですので、VISAに比べると単価が圧倒的に高いという特徴もあります。
一説によると、VISAの4倍近くあるとのことです。
事業規模
- 時価総額:109,570.3百万ドル
- 従業員数:連結 64,500人
- 設立:1850年
設立は古く1850年です。
アメリカン・エキスプレスは銀行の持株会社で法人向けの銀行業務なども手掛けています。
アメリカン・エキスプレスの業績チェック
ここからはアメリカン・エキスプレスの業績をみていきたいと思います。
これまで同様、5段階評価(1〜5)の通信簿形式です。
指標としては、売上高、当期利益、ROE、ROA、EPS、自己資本比率、割安性から考察していきたいと思います。
各指標の右側の数字が評価値となっています。
売上高【4】
右肩上がりと言えそうです!
特にここ2年は堅調に売り上げを伸ばしています。
当期利益【4】
利益も少しボコボコしていますが右肩上がりではないでしょうか。
売り上げに対して利益率も結構高いですね!
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バフェットはなぜ銀行株に投資するのか
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ROE【5】
【ROEの推移(%)】
- 2015 24.49
- 2016 25.67
- 2017 13.60
- 2018 33.50
- 2019 29.24
ROEはかなり高いです!
クレジットカードビジネスをブランド化するのは素晴らしいビジネスモデルですね!
5年平均ROEも25%と非常に高いです!
ROA【4】
【ROAの推移(%)】
- 2015 3.16
- 2016 3.30
- 2017 1.55
- 2018 3.67
- 2019 3.43
ROAは一見低く感じるかもしれませんが、銀行の中ではかなり高い方ですね!
銀行業のROAは1.5%を越えれば優秀とされています。
かなり素晴らしいですね!
EPS【4】
【EPSの推移】
- 2015 5.05
- 2016 5.61
- 2017 2.99
- 2018 7.91
- 2019 7.99
EPSも堅調に推移しています。
自己資本比率【3】
- 自己資本比率 11.63%
- 固定負債 57,835百万ドル
- 営業利益 8,429百万ドル
- 利益剰余金 13,871百万ドル
自己資本比率は銀行業にしては11%とまずまず高い傾向にあります。
銀行の自己資本比率は条件が決まっており、国際基準では8%以上、国内業務のみならば4%以上が必要です。
また、業種の特徴としては借入が多いのは仕方ありません。
割安性〜現状の株価とPER〜【4】
続いては株価を見てみましょう。
- 株価:136.93USD(20/02/20現在)
- PER(連):17.1倍
PERはそれほど高くありません。
VISAやマスターカードは40倍近いですから、期待値はかなり低めですね。笑
バリュー株を狙う投資家にとってはオススメの価格ですね。
これまでのチャート
過去10年のチャート
過去10年では右肩上がりに推移しています。
3.5倍ほどに株価は上昇しています。
過去5年のチャート
ここ5年で1.5倍株になっています。
右肩上がりです。
株主への還元は?
続いて株主への還元をみてみましょう。
配当利回り&配当性向
アメックスの配当利回りは1.27%です。
増配を続けている会社です。
また自社株買いを驚異的に行っていて、ここ5年では5%の自社株利回りです!

バフェットが注目するポイントの一つです!
総評【4.0】〜利益率は非常に高く割安、長期投資にオススメ〜
アメリカン・エキスプレスへの長期投資はアリかをまとめてみました。
- 売上高:4
- 当期利益:4
- ROE:5
- ROA:4
- EPS:4
- 自己資本比率:3
- 割安性:4
総評【4.0】
アメックスはクレジットカードビジネスとブランドビジネスを掛け合わせ、かなり高い利益率を継続して出している。
売り上げも右肩上がりで、キャッシュレスの流れも今後追い風になる可能性がある。
ただし、カードの発行体なので、リセッション時には赤字に転落する可能性があるので注意。
現状のPERは競合に比べると割安で、バリュー株としては狙い目か。
ということで今回の銘柄分析のアメックス編はいかがでしたでしょうか。
自社株買いを積極的に行っているところは投資家にとって非常にありがたいですね!
是非参考にしてみてください。
また、全ての投資は自己責任ですので、投資する前はご自身で是非分析してみてください。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
投資先が決まれば、オススメの証券会社についても記事にしていますので是非ご覧ください!
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