皆さんこんにちは!ゆとり薬局です。
今回は米国株のディズニーについて長期投資の銘柄分析を行いたいと思います。
ディズニーと言えば、世界中で愛されているキャラクターを抱えている企業ですね!
映画にテーマパークにたくさんの人に「夢」と「幸せ」を与えています。
今回もバフェット基準に基づき、売上高、当期利益、ROE、ROA、財務健全性、割安性などで評価していきたいと思います。

Contents
ウォルト・ディズニーのビジネスモデル
ウォルト・ディズニー・カンパニー(The Walt Disney Company)(旧名:TWDC Holdco 613 Corp)は、世界的なエンターテイメント企業である。【事業内容】メディアネットワーク、パークス・エクスペリエンス・プロダクツ、スタジオエンターテインメント、ダイレクト・トゥ・コンシューマーとインターナショナルの4つの事業セグメントで事業を展開する。メディアネットワークセグメントには、ケーブルおよび放送テレビネットワーク、テレビの制作・配信事業、国内のテレビ局、ラジオネットワークおよびラジオ局が含まれる。ウォルト・ディズニー・イマジニアリング・ユニットは、テーマパークの新しいコンセプトとアトラクション、リゾート施設を設計・開発する。スタジオエンターテインメントセグメントは、実写およびアニメーションの動画、オリジナルビデオ・コンテンツ、音楽の録音、ライブステージプレイを制作・取得する。また、主にモバイルプラットフォーム、書籍、雑誌、漫画本向けゲームを開発・出版する。楽天証券より引用
ウォルト・ディズニーの事業は4つの分類があり、メディア事業、テーマパーク事業、映画事業、グッズ販売&配信事業の4つですね!
メディア事業はケーブルテレビチャンネルなどを手掛けており、ディズニーチャンネル、ESPN(NBAやプレミアリーグを放送)、abc(アメリカ3大メディア事業)を傘下に収めています。
ディズニーはテレビ局を持っているというのはとても驚きですね!笑
また、テーマパーク事業は文字通り、世界中のディズニーランドの運営を主としています。(ただし東京ディズニーリゾートはフランチャイズ経営)
映画事業においても、PixarやMARVEL、21世紀FOX、Huluなどを傘下に収めています。
このようにウォルト・ディズニーはただのキャラクタービジネスだけを行っているのではなく、それに付随する放送媒体を買収し、傘下に収めている超巨大企業なのです。
売上の75%はメディア事業とテーマパーク事業
引用:https://rcvs1234.com/disney/
上の図をご覧ください。
こちらはディズニーの売上構成比ですね!
売上のおよそ75%はメディア事業とテーマパーク事業から成り立ち、2つの事業の依存度が高いことがあげられます。
ディズニーのキャラクタービジネスによる映画事業の収入の割合は大きくありませんが、核となるそのキャラ達によってメディアやテーマパークの人気も支えられているので、映画事業もとても大事な立ち位置にあることが分かります。
しかし、最近はコロナウイルスによってテーマパークの運営は完全に停止しているのでその部分の減収が大きいことが予想されます。
心がける「ハピネスの創出」
引用:企業IRレポート
上の図は東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの企業使命を深掘りしていく図です。
顧客に最高級のホスピタリティとブランドを提供することでハピネスを創出し、さらなる企業価値の向上を目指しています。
夢の国は類稀なる努力と行動の結晶によって成り立っているんですね!
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事業規模
- 時価総額:191,301.7百万ドル
- 従業員数:連結223,000人
- 設立:1938年
ウォルト・ディズニーの業績チェック
ここからはウォルト・ディズニーの業績をみていきたいと思います。
これまで同様、5段階評価(1〜5)の通信簿形式です。
指標としては、売上高、当期利益、ROE、ROA、財務健全性、割安性から考察していきたいと思います。
各指標の右側の数字が評価値となっています。
売上高【4】
売り上げ高は堅調に右肩上がりを維持しています。
10年売り上げ成長率は6.77%で、5年売上成長率は7.34%です。
当期利益【4】
利益も堅調に右肩上がりを推移していると言えそうです!
5年のEPS成長率は7.93%です。
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ROE【4】
- 2015 18.73
- 2016 21.39
- 2017 21.23
- 2018 27.97
- 2019 16.06
ROEもかなり高い企業ですね!
5年平均のROEは21%を誇っています。
ROA【3】
【ROAの推移(%)】
- 2015 9.73
- 2016 10.42
- 2017 9.56
- 2018 12.96
- 2019 7.56
ROAはそれほど高くありませんね。
総資産に対してまずまずの利益率だということが伺えます。
財務健全性【3】
- 自己資本比率 45.82%(算出不能)
- 固定負債 38,129百万ドル
- 流動資産 28,124百万ドル
- 利益剰余金 42,494百万ドル
- フリーキャッシュフロー 1,108百万ドル
膨大なテーマパークの不動産や在庫を抱えるビジネスモデルの割に、自己資本比率は結構高いですね!
利益も結構プールされていますね!
割安性〜現状の株価とPER〜【3】
続いては株価を見てみましょう。
- 株価:105.91.ドル(20/05/15現在)
- PER(連):17.35倍
- PBR:2.25倍
PERは17.3倍がついています。
過去5年間のPERも18倍ですのでまずまずと言ったところでしょうか。
PBRもおよそ2.2倍とおとなしめの数値となっています。
株主への還元は?
続いて株主への還元をみてみましょう。
配当利回り&自社株買い利回り
配当利回りは2019年で1.22%。過去5年では1.44%となっています。
自社株買いも2019年は行っていませんが、過去5年の平均自社株買い利回りは3.5%となっています。

総評【3.5】〜世界に誇るブランド企業は今後も顧客に夢を与え続ける〜
ウォルト・ディズニーの長期投資の評価をまとめてみました。
- 売上高:4
- 当期利益:4
- ROE:4
- ROA:3
- 財務健全性:3
- 割安性:3
総評【3.5】
世界に誇るキャラクター達を束ねるウォルト・ディズニーの実態は、映画会社やテレビ局を傘下に収める超巨大企業である。
売上・利益共に年を追うごとに伸びており、利益率もまずまずの高さを誇っている。
また収益の柱もまずまず分散できており、今後も高いブランド力をベースに拡大する可能性が高い。
コロナでテーマパークは苦境に立たされているが、ディズニーならこの局面をチャンス(VRやテレワーク)に変えれるポテンシャルは十分にある。
ということで今回の銘柄分析のウォルト・ディズニー編はいかがでしたでしょうか。
テレビ局や映画の配給会社を傘下に持っていて、Huluもディズニーの子会社であることはとても驚きでしたね!
ぜひご検討ください!
※投資は自己責任ですので、くれぐれも元本割れのリスクには注意してください。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
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