皆さんこんにちは!ゆとり薬局です。
今回は米国株のマクドナルドについて長期投資の銘柄分析を行いたいと思います。
マクドナルドと言えば、世界中に展開しており、ゆとり薬局も週1以上で食べています。笑
みんなから愛されるファストフード店ですよね。
今回もバフェット基準に基づき、売上高、当期利益、ROE、ROA、財務健全性、割安性などで評価していきたいと思います。

Contents
マクドナルドのビジネスモデル
マクドナルド(McDonald’s Corporation)は「McDonald’s」レストランのフランチャイズと運営に従事する。【事業内容】同社のレストランは100以上の国において各種価格帯で販売される食品・飲料のローカル関連メニューを提供する。同社の事業は米国、国際リード・マーケット、高成長市場、基礎市場と企業を含む。米国事業は顧客がサンドイッチをカスタマイズできる本物の食材のプラットフォームを提供する。高成長市場事業は中国、イタリア、韓国、ポーランド、ロシア、スペイン、スイス、オランダと関連市場において事業を運営する。国際リード・マーケット事業はオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イギリスと関連市場等の各種市場における同社の事業を含む。基礎市場と企業事業はドライブ・スルーと送達を含むレストランの運営と顧客への利便性の促進を行う。楽天証券より引用
マクドナルドはファストフードレストランのフランチャイズ事業を展開し、世界各国で運営がなされています。
マクドナルドを語る上で、このフランチャイズビジネスのあり方が非常に興味深いです。
今回は米国株としてのマクドナルドを見ていきます。
本業はファストフードの皮を被った不動産業
実はマクドナルドの店舗には直営店とフランチャイズ店の2種類が存在します。
消費者として利用する立場からするとどこがフランチャイズでどこが直営店かは分からないですよね。
しかし、世界のマクドナルドにおいておよそ90%がフランチャイズ店舗で、日本でも同様です。
フランチャイズ店舗とは本部が土地を取得し、店舗設備を出資し、それをフランチャイジー(出店者)に土地価格よりも上乗せして賃料を取るというビジネスモデルです。
さらに売り上げあたりにロイヤリティ(3%ほど)を取得し、飲食店経営のリスクを最小限にして、安定的に利益を得るビジネスモデルです。
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事業規模
- 時価総額:136,821百万ドル
- 従業員数:連結205,000人
- 設立:1956年
歴史は古く、1956年まで遡ります。
皆様は「ザ・ファウンダー」という映画はご存知でしょうか?
これはマクドナルドが題材となった映画です。
飲食業から不動産業として業態転換する様を描いたドキュメンタリー映画となっておりますので、是非見てみてください。
マクドナルドの業績チェック
ここからはマクドナルドの業績をみていきたいと思います。
これまで同様、5段階評価(1〜5)の通信簿形式です。
指標としては、売上高、当期利益、ROE、ROA、財務健全性、割安性から考察していきたいと思います。
各指標の右側の数字が評価値となっています。
売上高【2】
残念ながら売り上げは拡大傾向にならず苦戦していますね。
直近でも右肩下がりで、コロナの影響で今年も売り上げ減が予想されます。
当期利益【3】
利益も10年ベースで見ると横ばいが続いていますが、ここ5年で見ると拡大しています。
5年のEPS成長率は10.48%です。
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ROE【判定不能】
- 2015 45.43
- 2016 -212.61
- 2017 -158.88
- 2018 -94.66
- 2019 -73.39
自己資本が赤字計上されているため、すごい数値となっていますので判定不能です。
ROA【4】
【ROAの推移(%)】
- 2015 12.54
- 2016 13.59
- 2017 16.02
- 2018 17.79
- 2019 15.00
ROA5年平均はおよそ15%ほどあるのでまずまずのROAと言えるでしょう。
財務健全性【2】
- 自己資本比率 -17.28%
- 長期負債 34,118百万ドル
- 流動資産 3,557百万ドル
- フリーキャッシュフロー 5,728百万ドル
実質的には不動産業を展開しているので、固定の長期負債がすごく多いのが特徴です。
それに比べると流動資産も少ないのですが、これは業態の特徴として仕方ないのかもしれませんね。
割安性〜現状の株価とPER〜【2】
続いては株価を見てみましょう。
- 株価:182.04ドル(20/04/23現在)
- PER(連):22.97倍
- PBR:-16.73倍
PERは22.97倍とまずまずの高値がついています。
膿を出し切り再び上昇を掴めるかどうかに期待がかかっています。
株主への還元は?
続いて株主への還元をみてみましょう。
配当利回り&自社株買い利回り
配当利回りは2019年は2.39%で、直近5年間でも平均で2.65%です。
また自社株買いも定期的に行っており、2019年は3.02%、5年平均利回りは5.43%にものぼります。

総評【3.0】〜世界を股に掛ける不動産ビジネス、安定性は高い〜
マクドナルドの長期投資の評価をまとめてみました。
- 売上高:2
- 当期利益:3
- ROE:判定不能
- ROA:4
- 財務健全性:2
- 割安性:2
総評【3.0】
ファストフード店として世界を牽引するブランド企業であるが、その実態はフランチャイズ展開を中心とする不動産ビジネスである。
よってその不動産ビジネスで固定の負債を多く抱えるが、それと同時に安定性の高さも有している。
人々からの人気も高く、生活に根付いている商品を多数保有するのも特徴。
また、株主還元意識も高く、投資家としてもメリットを得やすい企業と言える。
ただ、新型肺炎における影響も大きいので、今後は売り上げ減が予想されるが、世界中のマクドナルドの需要が無くなることはない。
ということで今回の銘柄分析のマクドナルド編はいかがでしたでしょうか。
テクノロジーが発展した現代社会においても、飲食物は必須ですからね。
今後もマクドナルドを食べて支えていきたいと思います。笑
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
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