皆さんこんにちは!ゆとり薬局です。
今回は米国株の代表格であるマイクロソフトは長期投資銘柄にふさわしいかどうかを考察していきたいと思います。
マイクロソフトといえばGAFAではありませんが、GAFMAなどの括りでは入っており、創業者のビル・ゲイツ氏は世界有数の金持ちとしてあまりに有名ですよね。
今回、米国株の分析は初挑戦ですが、日本株と評価ポイントは変えずにこれまでと同様、売上高の推移、ROE、ROA、自己資本比率、当期利益、EPSで評価していきたいと思います。
そしてバフェットの投資法のように長く持てる銘柄かどうかをみていきます。

しかし現在はかなり割高です!
Contents
マイクロソフトのビジネスモデル
うん!ビジネスモデルが半分横文字で非常に分かりにくい!笑
噛み砕いて説明すると、マイクロソフトはパソコンに使うソフトを作っている会社ですよということです。
Windowsやそれに関連するアプリ、さらに業務を効率化するようなアプリをAIやクラウドを使って提供しますよ。
といったところでしょうか。さらに、パソコンそのものやゲーム機などの製造も行っているようです。
株で大事なのは儲けてるかどうかでしょ!


なんとなく伸びそうだからで投資するのはギャンブルと同じやし、玄人に狩られやすいで!!
クラウドサービスの「アジュール」や「オフィス365」が主な収益源
マイクロソフトが今、最も力を入れているのはクラウドサービスの「マイクロソフト アジュール」です。
クラウドサービスはわかりやすく言うと、従来はパソコンそのものやUSBなどにデータを保存していたものをオンラインに保存するというものです。
オンラインに保存する方が危ないイメージがあるかもしれませんが、マイクロソフトのクラウドシステムで一括管理することによって、データの改ざんを防いだり、ネット環境が繋がるなら世界のどこでも情報を持ち歩くことができるメリットがあります。
アマゾンのAWSが競合となります。こちらの方が規模は大きいですね。
また、オフィスのサブスクバージョンであるオフィス365が現在最も伸びている商品のようです。
パワーポイントやエクセルやワードは現代人なら一度は使ったことはありますよね。
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事業規模
- 時価総額:1,259,058百万ドル
- 従業員数:連結 144,000人
- 設立:1975年
- ウェブサイト:www.microsoft.com
事業規模としてはおよそ130兆円を誇るハイパー大企業ですね。笑
さすが経済と金融の中心地のアメリカのトップ企業です。
マイクロソフトの業績通信簿
ここからはマイクロソフトの業績をみていきたいと思います。
日本株同様、5段階評価(1〜5)の通信簿形式です。
指標としては、売上高、当期利益、ROE、ROA、EPS、自己資本比率から考察していきたいと思います。
各指標の右側の数字が評価値となっています。
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売上高【5】
売上高は堅調に拡大しており、右肩上がりとなっています!
2019年は特に堅調で、事前の予想よりも利益が上回ったようです。
当期利益【3】
売り上げに対して当期利益はかなりデコボコしています。
2019年が取り分け好調で株価の上昇につながっていますが、持続的に伸び続ける企業かどうかはもう少し様子をみる必要があるかもしれません。
ROE【5】
【ROEの推移(%)】
- 2015/06 14.36
- 2016/06 22.06
- 2017/06 29.37
- 2018/06 21.37
- 2019/06 42.41
マイクロソフトの特徴としてROEがとてつもなく高いことがあげられます。
非常に利益率の高いビジネスモデルであると言えるでしょう。
ROA【3】
【ROAの推移(%)】
- 2015/06 7.00
- 2016/06 9.08
- 2017/06 9.75
- 2018/06 6.63
- 2019/06 14.39
ROEが非常に高かったのですが、ROAは少し低いですね。
バフェットの求める条件である12%を超えたのは2019年しかないという状況です。
少しレバレッジを使って高い利益を得ている可能性があります。
EPS【4】
【EPSの推移(USドル)】
- 2015/06 1.48
- 2016/06 2.56
- 2017/06 3.25
- 2018/06 2.13
- 2019/06 5.06
EPSは基本的には伸びていますが、下がっている年もありますので、まだまだ安心できる範疇にはないかもしれません。
過去10年で見てみても少しデコボコしているような印象を受けます。
自己資本比率【2】
- 自己資本比率 35.71%
- 利益剰余金 24,150百万ドル
- フリーキャッシュフロー 38,260百万ドル
自己資本比率は35.71%と少し低いです。
40%は欲しいところでした。
ROAのところでも言いましたが、少しレバレッジ体質であるようです。
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現状の株価とPER
続いては株価を見てみましょう。
- 株価:162.75USD(20/01/27現在)
- PER(連):34.7倍
2019年に大きく売り上げを伸ばしたこともあり、PERは結構高くなっています。
割高であることは否めません。
チャート
ここ5年間のチャートは右肩上がりでかなり堅調です。
米国経済も堅調ということもあり、かなり伸びています。
株主への還元は?
続いて株主への還元をみてみましょう。
配当利回り
配当利回りは1.15%です。
自社株買いの利回りも1.55%あります。
それなりに株主への還元も行っています。
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総評【3.5】〜利益率が非常に高いビジネスモデルであるが、レバ体質が気になるところ〜
マイクロソフトへの長期投資はアリかをまとめてみました。
- 売上高:5
- 当期利益:3
- ROE:5
- ROA:3
- EPS:4
- 自己資本比率:2
総評【3.5】
売上高もかなり伸びており、利益率も非常に高いビジネスであるが、利益が年によってバラバラで少しレバレッジに頼るところがある。
ビジネスモデルもクラウドサービスでアマゾンに勝てるかどうかは微妙なところ。
ただオフィスやWindowsは引き続き長期的に使われるシステムだと思うので、今後も高い売り上げが期待できるかもしれない。
ただ、現状の株価は割高なので、今すぐに投資する必要性は少ない。
ということで今回のマイクロソフトはビジネスモデルがしっかりしていたので、引き続き売り上げアップに期待できそうです。
ただ株価が割高なので、無理に買わなくてもいいかもしれないですね。
是非参考にしてみてください。
また、全ての投資は自己責任ですので、投資する前はご自身で是非分析してみだください。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
オススメの証券会社についても記事にしていますので是非ご覧ください。
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